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なんでパチンコに「上位モード」があるのか!?|Text Byフランケン山科

どうもフランケン山科でございます。現状のホール状況だと、神・天才バカボンが人気ですかね。やはり全ての出玉が1500発という安心感に加え、RUSH上位という目指すべき目標があるのが良いのでしょうか。

この神SPECと呼ばれる台。右打ち中のRUSHが2つありますよね。1つは鬼RUSHで42回転の継続率約65%。もう1つは上位の神鬼RUSHで70回転の継続率約81%。

冷静に考えるとですね、1種2種混合タイプ(バカボンは2種のみですが)で、上位モードが作れるのが不思議でならんかったんですよ。

そもそもパチンコの状態って基本的には4つあるようなものなんです。

1…低確・電サポなし
2…低確・電サポあり
3…高確・電サポなし
4…高確・電サポあり

上記を簡単に例えるなら、1が通常時。2が時短中。3が潜伏確変。4が確変中みたいなノリですね。こに加えて、特図1(主にヘソ)と特図2(主に電チュー)でさらに振り分けが変化するわけです。

確変がある台の場合、特図入賞時の振り分けは1と2でそれぞれ固定されてますが、電サポの振り分けについては状態も参照できるので色々わけられます。

それをうまく使って上位モードを作っているワケなんですが、ここで「冷静に考えて」なんで上位が作れるかわからんかったのですわ。

だって1種2種の右打ち中の大当りって、ほとんどが「低確・電サポありorなし」の状態なんですよ。確変という概念ないんですから。確率がアップしているのは小当り→V入賞からの大当りで実質的な確率が上がるからなんで。あと、残保留で当たっても有効なら、サポなしも参照するでしょう。

だから、最初にこの台が出た時は、関係者に話を聞きまくったもんです。

京楽から出たぱちんこ劇場版魔法少女まどか☆マギカのキュゥべえver.は、甘デジというだけでなく、アルティメットモードという上位モードが存在します。ほぼ次回大当り濃厚となる状態です。

右打ち中の10Rの一部でアルティメットモードに入ると、そのモード中の10R大当りはすべて同モードをループするという。

……なんで??

右打ち中に大当りをしているのであれば、すべて「低確・電サポなしorあり」で「特図2」の振り分けを参照しているハズ……最初にこの仕組みを聞いたときに、必死に考えたものでした。

で、その答えは小当たり当選でVを狙うときに「電サポの有無」を切り替えているからなんだとか。

基本は残保留を含む「低確・電サポなし」の大当りで、振り分けを行っており、10Rの一部でアルティメットへ移行する。

ところが、アルティメットに入ると10Rの大当りを獲得するときの小当たりでは電サポが終わらないので「低確・電サポあり」の振り分けを行うと。これが上位モードを作るカラクリなんだそうです。

実際、アルティメットモードでも時短最終回転および残保留で当たった場合は、もう電サポを付けることができないため、通常のマギカRUSHの振り分けを参照します。

これは同様のシステムを使っている、冒頭で述べた神・天才バカボンや、リアル鬼ごっこ2も一緒。よくみると小さく補足文言が書かれているハズなので、確認してみてください。

例えでわかりやすかったのは…。

ひぐらしのなく頃に~廻~ですかね。真・身隠しモードの時短あり状態で当たると絆結びRUSHに移行して、その後は転落小当たりを引くまでRUSHがループしますよね。あれが「低確・電サポあり」で上位モードを作っている証なのかと。

普通に打つぶんには見た目だけでわかればいいんですが、なにぶん攻略誌とか作っていると、人に教えるときに仕組みをしらない(というか自分が理解してない)と説明できませんからね…。

なので、今後も聞いたことがないシステムが出てきたときは、積極的に調べていく所存であります。

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