業界14団体からなる「パチンコ・パチスロ産業21世紀会」は2020年5月7日、会員団体にむけて旧基準機の設置期限延長を正式に発表しました。
新型コロナウイルス感染症の拡大や世界的な電子部品の供給不足の影響から遊技機の販売延期が発生している現状を鑑みて業界6団体が行政当局に相談し、今回の延長が承認されたようです。
以下が今回の旧基準機の設置期限延長の概要となります。
2020年内に検定、認定の切れる機種
●当初の検定、認定切れから7ヶ月(210日)以内に撤去
→155日(約5ヵ月)の延長(最長2021年12月まで設置可能)
●高射幸性回胴式遊技機
当初の検定、認定切れまでに撤去
→変更なし
パチンコはそんなに機種数は多くはありませんがバラエティーコーナーで常連さんに長く支持を得て設置を続けている羽根モノや甘デジがもう少しだけ稼働を続けられるようになりました。
ニューパルサーデラックスやジャグラーシリーズの一部(ゴーゴージャグラー&2・マイジャグラーⅣ)が最長12月まで設置が可能に。貴重なAタイプだけにホールさんにもかなり嬉しいニュースではないでしょうか。
2021年以降に検定、認定の切れる機種
当初の検定、認定切れまでに撤去
→変更なし
●上記以外の機種回胴式遊技機・パチンコ旧基準機
2021年11月末までに撤去
→2022年1月末まで設置可能
パチスロでは押忍!番長3やSLOT魔法少女まどか☆マギカ2、パチスロ聖闘士星矢 海皇覚醒など現在もホールの主役を張る機種が2022年の1月末まで設置が可能となりました。
パチンコではぱちんこCR真・北斗無双や真・花の慶次2 漆黒の衝撃、ぱちんこCR聖戦士ダンバインなど出玉性能が高い人気機種も2022年の1月末まで設置が可能に。パチスロに比べて比較的新台のリリースがあるパチンコ市場においてもこれらの機種の設置延長はホール・ファンともに嬉しい限りですね。
旧基準機の設置延長とともに「新目標」新基準機比率を5月より実施
旧基準機の設置延長とともに「新目標」新基準機比率をパチンコ・パチスロ合算で21年5月末に「65%」、6月末「70%」、7月末「75%」、9月末「80%」、10月末「85%」、11月末「90%」、12月末「95%」、22年1月末「100%」とし順次旧基準機を撤去して行きます。
なお、2022年2月1日以降に検定・認定の有効期限が残っているツインドラゴンハナハナ/DX-30、プレミアムハナハナ/DX-30は、撤去期限3ヶ月前から計画的な撤去を要請してい行く模様。
つまり2022年の2月1にはすべてパチンコはP機、パチスロは6号機に移行が完了していなければならないと言うことです。
新基準入れ替えに問題点
現時点で市場に残っているパチンコのCR機、パチスロの5号機は約160万台とされ2022年1月末までに毎月約20万台ずつ撤去して行く計算となります。入れ替えによりホールの負担も相当なものですが、当然外した機械を廃棄する必要があります。
約半年間の間にこれだけの台数を廃棄することができるか?と言う課題は業界全体として取り組まなければいけません。
コロナの影響もありパチンコ・パチスロ業界だけではなく先の見えない時代がもう少しだけ続きますが、我々ユーザーとしては2022年もこれまでと同じか、それ以上のエンターテインメントを提供してくれることを祈るばかりです。
TEXT:パチンコ・パチスロ必勝本編集部
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