封切られたばかりの映画“国宝”を早速観てきました。 吉田修一さんと李相日(リ・サンイル)監督のコンビの作品が好きで、映画化された“悪人”の妻夫木聡さんと深津絵里さんの逃避行や、“怒り”の渡辺謙さんと松山ケンイチさん、綾野剛さん、宮崎あおいさん、森山未來さんと広瀬すずさん、そして妻夫木聡さんの三つの場所のミステリーも忘れられません。 吉田修一さんの作品の中でも歌舞伎の世界の世襲制に鋭いメスを入れた、ボクらが高校生の頃、梶原一騎先生の“海商王”や“愛と誠”で感じていた、壮大なお金持ちとの貧富の差を、そして家の ...