コラム

にぎやかメーカーの迷走

ゴッドイーターのお店に入って30分足らずでオスイチ3万発11万円勝ちの実戦マンガを描いていて思ったのは、いまの台はオスイチも多ければ、連チャンが速い台が増えて、当らない人はちっとも面白いと感じないことです。

パチンコマンガの表現の限界となるこの通常時をマンガ化しても意味ないじゃーん、とツっ込まれるほど、もしメーカーの人で開発にかかわっても、通常時の演出にどう工夫をこらせばヤメて空き台にならずに稼働してくれるか、苦労しているのが現在のパチンコの開発陣のトータルした悩みだと察しがつきます。

例えば、10月1日に5年前の京楽のにぎやかさの最後のOK!!ブランドの劇場霊なんて、やたらとリーチになる為に人形が停止出目予告でブランとブラさがって出てきたり、

保留変化史上最もうるさい蜘蛛がブラさがって途中で引っ込んだりしています。
保留も青→緑→紫→赤→金と、頻繁に変化させるだけでも大変で、金でもハズれると、当時そっちの恐怖が“売り”になっちゃってた恐怖の劇場霊を5年ぶりに打って、いまの台の単調さに改めてビックリしたドンキホーテです。

そんな劇場霊でもカスタマイズは2コあって、いまの京楽の先バレカスタマイズほど細かくなくて、いたってシンプルなカスタマイズです。

このあと、Re:ゼロから始める異世界生活の登場で他のメーカーも一変するカスタマイズの世界です。

一発告知はその前からありましたが、“信頼度40%のポキューン!!”のバランスが通常時のつまらなさを“いつ鳴るか”に全神経を集中させて、他の演出は見なくていいパチンコが定着しました。

あれ以来、通常時の演出のバランスに一番苦悩したのは、にぎやかさが売りだった京楽やニューーギンや藤商事だったと容易に想像がつきます。

カスタマイズで一躍抜き出て来たのが藤商事でした。

とあるシリーズのヒットが大きく藤商事を変えました。
地獄少女やサラリーマン金太郎やゲゲゲの鬼太郎はお店のスミに追いやられ、ラッキートリガー成功第1号と言える緋弾のアリアの成功がガラリと藤商事を変えました。

ヒットする台はつまらなさの我慢の先の美味しいエサが、どれくらい欲しくなるか。相当美味しくないとヤメられちゃうことは知っておかないといけません。

緋弾のアリアファンはアニメ台の中でもマニアックな分、何も起きなくてもズルズル打ち続けてくれると予想して、中身が400~500分の1でも打つという前提で作られていて、緋弾のアリアファン以外は着いて来れないイメージですが、小当りの緋弾チャージをキッカケにすぐ引き戻す、昔のウルトラセブンのモロボシモードのような、無いはずの潜伏確変がまるであるかのように早い引き戻しをキッカケに、9万5千発コンプリートを日本中で見せられたプロモーションが効いて、1年以上経った現在でも緋弾のアリアを打ってる方はいます。
一度体に刷り込まれた甘い汁は効果てきめんで、かなり強烈に残ってしまっています。

そこへブルーのとあるの100%RUSH突入で大ブレイクした、とあるシリーズを出して、藤商事がにぎやかパチンコメーカーの中から一歩抜き出て2023年から2024年に台数を増やしていきました。
199分の1のリング呪いの7日間3の増台も決まって、次なる一手を狙っています。

一年遅れて白いベルーガ枠のライトミドルテイストの魔法少女まどか☆マギカ2とアズールレーン異次元トリガーが大ヒットして、京楽が新スペック時代に喰い込んで来ました。

S.A.Oソードアートオンラインのヒットで仮面ライダー電王も好調で、あの劇場霊の京楽OK!!とは思えない切り落とされた通常時でも、50%突入60%継続、ラッキートリガーでも77%継続なのに30~40連と甘い味付けの仮面ライダー電王も9万5千発コンプリート続出で、4500発ループの凄さが効いて人気です。

Cタイムやラッキートリガーもルール改正で甘いエサを作れるようになって、これから先はもっともっと凄い台が年末年始に出て来そうです。

P.S. 今日も実戦なしです。

▼2024年10月トータル収支
+5万6000円

▼2024年トータル収支(※10月4日現在)
+313万1300円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年10月4日
+1億48万40円

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