コラム

踊るパチンコ大捜査線

3連休のホールは人も出玉も溢れています。しかしよくチェックすると、連休明けの新台、大海物語5スペシャルの大量導入に向けて、この3連休は一番のカキ入れ時です。
今日のトップ台は8万発の北斗の拳10でした。きのうの4~5万発に比べると今日は2~3万発止まりの台も多く、すでに回収モードです。

連休3日目はどうでしょう。
夕方、オスイチ仮面ライダー電王チャージ当りで、

“今日はダメだ!”と判断して早々に映画館へエスケープです。

15日の“グラディエーターII英雄を呼ぶ声”まで観るモノがもうないくらい、たて続けにここのところ映画を観ちゃってますが、公開以来、案の定興行成績がダウンしている“スオミの話をしよう”とは反対に、あの踊る大捜査線の柳葉敏郎さん主演の“室井慎次 敗れざる者”が興行収入10億円を突破して、後編の“室井慎次 生き続ける者”の上映予定を15日から8日に前倒しするという発表があって、こりゃ予想以上のお客さんの喰いつきに観なきゃいけないと、早速映画館へ。

サンドに入れるお金で、映画はたっぷり2時間感動と興奮をパチンコ以上にプレゼントしてくれる作品と出会えるモノです。
“室井慎次 敗れざる者”は、予想以上の出来で、柳葉さんの秋田の小さなおじいさんと、養護児童の2人の子供と、あの小泉今日子さんの演じたシリアルキラーの娘がめちゃイイ演技をしていて、一気に引き込まれました。
福本莉子さんの存在感が大きいのです。

シナリオの君塚良一さんはテレビシリーズはもちろん、最近では木村拓哉さんの“教場”シリーズで警察内部のドラマを描かせたら右に出るモノはいません。

東京を去って故郷に戻った室井慎次の引退生活は、おだやかにはさせてくれません。
あのフラメンコの名曲“エル・カスカベル”に似た踊る大捜査線のテーマ曲が力強く、いやが上にも室井を事件へといざないます。

養子として育てる2人の男の子が文句なしで、一人はあの“カラオケ行こ!”で名演技を見せた齋藤潤くんです。

いや、“潤くん”とはもう呼べない齋藤潤さんの演技は、この映画の肝となりました。
綾野剛さんとカラオケルームでやりとりする中学生の声変わりをしかけていた合唱部の少年が、柳葉敏郎さんよりデカくなって、映画のセリフではないけれど、“大きくなったなぁ”と、俳優としても人間としても成長した姿に、ウルッと来てしまいました。

ドラマの踊る大捜査線は1997年にフジテレビで放送されて、先日も再放送のヒットでお昼の枠を守ったくらいです。

映画の“レインボーブリッジを封鎖せよ!”の興行収入173億円はいまだに邦画の圧倒的トップで、破られていません。ダントツです。
あの1260万人の観客が1割は観たと言える今作が10億円突破もうなずけます。後編を待ちきれないファンの気持ちもわかります。ボクも早く後編が観たいです!

十分に引っぱるだけの内容で、お母さんを殺された息子と、犯罪者の子供という重いテーマも抱えつつ、あのレインボーブリッジを封鎖出来なかった室井慎次の、青島こと織田裕二さんへの大きな借りは、果たしてどんな形で返せるのでしょうか。

シナリオも監督も踊るメンバー再集結で見せてくれます。
チョイ役だった人も20年経って、今ではこんな地位にっていう人生を垣間見せたり、君塚良一さんのシナリオが冴えわたっています。
むかしのヒットドラマの続編というともっとバラエティっぽい映画を予想していたので、いい方へ裏切られました!

映画は映画館で観ないとダメです。中には“テレビでいいや”ってレベルの作品も多いのは、正直な71歳の映画ドラマヘヴィウォッチャーのドンキホーテの感想です。

映画が終わって帰りにホールを覗いて、オスイチ単発で1500発もらって本日終了です。

火曜日の大海スペシャル5で大きくパチンコは変わらないと思っているあなたに、この後SANYOが仕掛けるラッキートリガーにド肝を抜かれることでしょう。
海に始まり大工の源さんと時代を変える千両役者が出番を待っています。

▼11月3日実戦収支
A店収支
-3000円

B店収支
-3000円

C店収支
-1000円

D店収支
-1000円

▼1日トータル収支
-8000円

▼2024年11月トータル収支
-1万6000円

▼2024年トータル収支(※11月3日現在)
+347万300円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年11月3日
+1億81万9040円

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