コラム

一般経済誌に見るパチンコ景気

またまた連休で、ホールは来週の12月2日登場のゴジラ対エヴァンゲリオンセカンドインパクトGの大量導入に向けてセッセと回収しています。

からくりサーカス2以外これといって目玉のない11月をゴジエヴァ2と、花の慶次傾奇一転が過去の台とお荷物になっているニューギンの新しい看板、シュタインズゲートゼロに賭けています。
ゼロのネーミングでわかるように、3年前のRe:ゼロから始める異世界生活の超大ヒットに動かされたことがわかります。

そしてSANYOの目玉は、ラッキートリガー本命と言われていた大工の源さん超韋駄天2フルスイングです。
肩慣らしのレベルのラッキートリガーに物足りなさを感じていたボクをはじめ、本命を待っていたパチンコファンも多いと思います。
確率からパチンコに入っちゃう方は表向きの129分の1で飛びついて、ショボかった前作の出玉の少なさを、この源さんは吹っ飛ばす勢いです。

RUSH突入率が約52%で継続率が約96%の源さんは、9万5千発のコンプリートレースのトップを走ること間違いなしです。
のんびり大海物語5スペシャルの1万発で上等という平和な海が好きな海人の方たちは無理して打つ必要はありません。
新演出も加わって、源さんの本領発揮です。万発は当たり前のギャンブル台の登場です。

源さんの陰で目立たないメーシーの“えとたま2神祭”“カミフェス”と呼びます。大都技研のRe:ゼロの超ヒットをメーシーが黙って見ているわけにはいきません。
ラッキートリガー突入率の自由化で、一撃1万2千発が期待出来る化け物の登場です。

スロットファンも注目の、これまでの“ギルティクラウン2”や“メイドインアビス虹の黄金郷”程度だとナメてるとビックリさせられるでしょう。
導入台数を増やすかどうかは、その暴れっぷりにかかっています。

パチンコ台はホールが儲かればもちろん大ヒットですが、赤字でもお客さんが押しかけてお店の看板になれば文句なしのサービス営業も可能なわけで、初代Re:ゼロは大量導入ではないスタートから、メーカーの出荷調整で今の地位を築いたのでした。
“Re:ゼロに続け!”は源さんもシュタインズゲートもえとたまも同じです。

転生したらスライムだった件はST100%突入で、とある魔術の禁書目録のヒットをマネして牙狼とは違うファンの獲得に必死のSanseiR&Dの作戦です。
出玉の本命はラッキートリガー時代を代表する新しい牙狼!シン・ガロの登場に期待しましょう。

ボクの手元には30年間の業界誌3冊も残っていて、ホール側の営業も手に取るようにわかります。

1996年5月号の“日経ベンチャー”という一般経済誌の表紙に“パチンコ大膨張”の文字が初登場して、他業種がパチンコ業界に一目置くことになった号があります。
“成長か衰退か”岐路の30兆円市場のデカさに、このあと2000年のピークを迎える種火の大きさを感じさせるものです。

そのパチンコが、国民の3人に1人がホールに行って30兆円産業を誇ったパチンコバブルを経て、東日本大震災後の景気低迷の煽りを喰らった2012年9月号のZAITENには、“パチンコ縮む20兆円市場”と他の企業の記事を押しのけて、パチンコ市場の衰退が掲げられています。

“弱り目に祟り目”という感じで世界的なコロナパンデミックの発生で致命傷を負ったパチンコですが、コロナ後、600万人だったパチンコ&パチスロ人口がこの1年で800万人を突破して、1千万人に膨れようとする200万人の人口増加が告げられました。さらに増加が止まりません。

ラッキートリガーの本番、2025年に向けて若年層の取り込みに全力投球中の現在です。
次の覇権を握るのはどこのメーカーの何という台なのでしょうか。ワクワクが止まりません。

▼11月23日実戦収支
A店収支
-2500円

B店収支
-4000円

▼1日トータル収支
-6500円

▼2024年11月トータル収支
+16万8000円

▼2024年トータル収支(※11月23日現在)
+365万4300円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年11月23日
+1億100万3040円

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