コラム

あの冒険島が出るぞぉぉぉ!

去年の暮れにボクのプライベートホールにSANYOのメーカーの方たちが見えて、初代冒険島を打って、確変中も無事撮影して帰っていきました。

1995年に初代CR大工の源さんが登場する前、時短のない設定付きのパチンコ台が出てパチンコファンのド肝を抜きました。
1日中打って1回か2回も見れればいい先読みの赤フラッシュを見る為に1日中打つ人も出るくらいでした。

いわゆる“元祖先バレ”なのです。
ブオオオッて台枠が赤くフラッシュして、画面もちょっとブレる感じでインパクト抜群でした。

もうひとつ、“青犬・J・青犬”のチャンス目が止まると液晶がブオオオンと激しくゆらいで、草むらの上から確変1図柄のマンモスが3匹揃って落ちてくるという、これまた“元祖図柄再抽選”をやってのけた冒険島です。

まさに40年前に現在のパチンコでは当たり前になったことをすでにやっていたSANYOの開発陣の先見の明は、未来人でもメンバーに紛れ込んでいたんじゃないかというほど斬新でした。

冒険島のキャラクターもユニークで、女性人気も高くて、12台全台女性が打つレディースサービスデイも朝から大行列で、ボクのパチプロ7に連載した“ハイエナ”でこの日の様子をマンガにして、バカウケしました。

キャラクターも7図柄のダンと3図柄のアンヌの冒険隊の2人がエイリアンや恐竜と戦いながら進む、ロールプレイングゲームのような画面で、ピッピッと笛の音と共にリズミカルに図柄が草むらを飛び出てくるだけのスクロールで、1日13時間、女性のみなさんも打ち続けられた名機が、40年ぶりに復活です。

いまから19年前の2006年に、じつは続編、大冒険島ってのも一度登場しましたが、続編の劣化は見るも無残で、ヒットせずに消えていきました。
液晶とキャラクターが大きくなっただけで、1995年当時の楽しさは消えていたのです。

そしてパチンコ新時代の2025年、“2回転落”という衝撃のスペックで7月7日に登場します。
半年前に撮影隊が来たこともすっかり忘れていたので、プロモーション用ではなくて、昔の初代冒険島を全く知らない世代のSANYOの社員の方々や、全国のホール関係者の方々に見てもらう為の動画撮影です。
ボクと守山アニキさんもインタビューに答えています。

全く初代を知らない世代が、いかにあの冒険島を蘇らせられるのかは、“2回転落”のプロモーション動画で、2025年の新ルールの中、先バレの赤フラッシュや図柄再抽選が当たり前になったいま、どういう激しいスペックで、パチンコホールで大冒険を繰り広げてくれるのでしょうか?

もうリメイクという言葉もピンと来ない40年の年月の長さです。
いまでもボクの自宅のパーラードンキホーテでは、“パチンコ実戦術”の女性ライターの桜キュインちゃんが爆発させた動画が残っています。
いまでも通用する可愛いキャラクターや再抽選と、好調だと見られる先バレの赤フラッシュは、2025年もあるのでしょうか。

超韋駄天へのリメイクは成功したSANYOの、冒険島を大工の源さんのようにスピーディーでポップに変えて成功するのかどうかは、7月7日の全国のパチンコファンの裁定を待つばかりです。

P.S. NHK BSの“あきない世傳 金と銀”の第2シーズンは、江戸進出を果たした五鈴屋が浅草松屋のルーツになるまで、女主人小芝風花さんの奮闘記がていねいに描かれていて目が離せません。
男三兄弟、3人と順に結婚した“ごりょんさん(商屋の奥さん)”の波乱万丈の人生は、実話だけに朝ドラ以上のドラマチックさで、江戸時代の庶民の生活やファッションの流れを呉服屋さんを通して勉強出来る高田郁さんの原作、山本むつみさんのシナリオで、“商い”のむつかしさも素晴らしさも教わるドラマです。

▼5月12日実戦収支
A店収支
-6500円

B店収支
-4000円

C店収支
-5000円

D店収支
-3000円

▼1日トータル収支
-18500円

▼2025年5月トータル収支
+1万9000円

▼2025年トータル収支(※5月12日現在)
+122万2700円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2025年5月12日
+1億275万4740円

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