コラム

チケットの数だけ思い出がある

“物持ちがイイね”とか“捨てればいいのに”と、いずれゴミ屋敷になる可能性は高い、ドンキホーテのモノを残す習性は生まれてからずっと変わらぬ性格、いや“残しグセ”の最たる重症患者と言われそうです。

とにかく何でも取っておくので、とんでもない量のコレクションは、ビデオ&DVD&ブルーレイだけでも46年間、1979年にビデオデッキを買ってから10万本をはるかに超えているのは、ボクの出演している動画やTV番組でご覧になった方も大勢いらっしゃるでしょう。
家を侵食していくビデオやDVDの為に家を建てていると言っていいでしょう。

それでも、ひと口に10万本と言ってもレンタルビデオ&DVD店並みの在庫です。
自宅と仕事場だけでも丸ごと一軒分の量です。
きっとボクが死ねば、全く興味をもっていないカミさんが膨大なゴミの処分に頭を抱えてしまいそうです。

そんな大きなモノから、出会った有名人の方のサインや、パチンコの小冊子からカタログも貯め込んでしまっています。
当然、マンガで描いた手描きのパチンコ台もすべて残っています。
パソコンの時代に入って、職人さんのような手描きのパチンコ台の緻密な絵は、捨てるなんて出来ません。

パチンコの画面もデジカメやポラロイド写真の頃からJ-PHONEのガラケーやスマホからパソコンへの移動は毎日欠かさず続けています。
一体何万枚になるのでしょう。スマホに残っているパチショットだけでも3万枚を超えています。
マンガに描く為に昔撮った画像を捜すだけでもひと苦労です。
動画の量もハンパなく、10年前の台でも懐かしく、20年前なんて奇跡の画像と言えるレアさです。

こんなにいろいろ貯め込むドンキホーテは、資料としてパチンコマンガを描く前の資料も大切に保管しています。

ボクシングや格闘技もK-1の旗揚げから会場へ足繁く通って、刃牙の板垣恵介先生と小説家の夢枕獏さんと格闘技通信の常連でした。
ボクシング、格闘技のチケットも大切に保存しています。

そんなチケットと一緒に外タレの東京ドームのコンサートのチケットから、古くは70年代のイギリスのロックバンド“レインボー”の日本武道館公演のチケットまで出て来ました。

バンドモノのマンガを少年KINGに“横須賀OP”で描いていたので、ライブハウスのチケットもたくさんあります。
アマチュア時代のX-JAPANやZIGGYなど、当時の目黒鹿鳴館のチケットから、埼玉大宮のモンスターなど、関東一円のライブハウスに、重たい8ミリビデオカメラをかついで撮影しまくっていました。

“センセイもバンドやってたの?”とよく聞かれましたが、“布団も敷いたことがない”とオヤジギャグで逃げているほど、楽器や実技にまったく縁のないドンキホーテです。

チケットを見てて思うのは、昔の外タレの公演価格が低いのにビックリです。
いつから何万円、中には10万円以上も当たり前になったのでしょう。

あと笑えるのは、ミッキー・ロークのボクシングも生で観戦して、あの有名な“ネコパンチ”もしっかりこの眼で見ていました。
1992年6月23日(火)、両国国技館のリングでユーリ海老原のWBC世界フライ級タイトルマッチが前座でした。

マイケル・ジャクソンの後楽園球場や東京ドーム公演と、東京ドームって1988年にこけら落としがあったことを思い出しました。
それ以前はマドンナも後楽園球場のスタンドから、バービー人形どころか小さいマドンナを双眼鏡で必死に見たことを思い出します。
音は最悪で、武道館も当時は信じられない音響システムだったことを忘れません。

72年も生きてるとちょっとした思い出も小さなチケットのおかげで甦る喜びをかみしめられるコレクションです。

P.S. 今日は実戦なしです。

▼2025年10月トータル収支
+5万9500円

▼2025年トータル収支(※10月16日現在)
+286万3300円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2025年10月16日
+1億439万5340円

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