パチンコにもTVドラマや映画のようにシナリオライターがいることをご存知ですか?
TVドラマは80%シナリオ次第で、残りは役者のパワーだと思っています。
どんなつまんないシナリオでも、アイドルや人気の俳優さんのおかげでそこそこ視聴率や映画の興行収入をキープ出来ますが、全く無名の役者さんも凄いシナリオに際立つ演技で、いきなり大スターの仲間入りをするものです。
今回、フジテレビの三谷幸喜さんの“もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう”は、三谷さんのシナリオがとやかくヤリ玉に上がっていますが、もともと演劇の世界は茶の間に十分溶け込めないモノだということを無視して、ご自身の演劇体験をドラマにしていて、ボクみたい小中高と演劇の舞台に関わっていた人間には、クスクス笑ったり、ホォーッと感心したり興味深く、渋谷のストリップ劇場の道頓堀劇場でコント赤信号のコントを観に行ったりしてた人間のノスタルジーを刺激して楽しめました。
しかしカミさんみたいに一般の視聴者は演劇人の一人よがりみたいなシナリオに全く笑えないリアクションでした。ふつうの人は所詮こんなモノです。
野木亜紀子さんのシナリオの“ちょっとだけエスパー”もSFラブコメになりそこないましたが、時空を超えたラブストーリーは茶の間に“ちょっと変なドラマ”くらいの印象で、豪華なキャスティングに救われた感じです。
逆にいまのSNS絡みの視聴者や、ボクみたいな考察好きの視聴者の興味をたっぷり惹いたのは日本テレビの“良いこと悪いこと”の真犯人当てです。
刑事が怪しいとか最後まで主人公の二重人格説や、死に損なった人物との共犯説と大いに盛り上がりました。
リアルタイムだけでなくTVer視聴者がメインのこの時代、再生回数を稼ぐ一番賢いシナリオでした。
“良いこと悪いこと”のシナリオはガクカワサキさんで、4話オムニバスの“生放送30分前”も面白かったですね。
バカリズムさんの2027年のNHK朝ドラ“巡るスワン”もメチャクチャ楽しみです。主役はあの森田望智(みさと)さんです。
森田望智さんと言えば全裸監督の黒木香さん役からはシティハンターの槇村香からNHK朝ドラの“虎に翼”の義理のお姉さんからパンチドランカーのしゃべり方までマスターしていた“ナイトフラワー”の女子格闘家役まで、演技力の幅がハンパなくてバカリズムさんの朝ドラで大ブレイクして全国区になるのは間違いありません。
現在の朝ドラ“ばけばけ”の主人公の高石あかりさんを“ベイビーわるきゅーれ”や、“墜落JKと廃人教師”の頃からワイワイ騒いでいた、この毎日コラムをご記憶でしょうか。
シナリオとの出会いでスターが生まれるお二人は良い例です。今後のご活躍に注目です。
パチンコ台もまずシナリオからスタートすることをみなさんご存知でしょうか?
例えば天才バカボンのシナリオはおとぎ話がテーマで、まず“桃太郎”に決まるところから始まって、キャラの振り分けや全体のストーリーを作ってからパチンコのアニメの発注になります。
元のタイアップを超えるシナリオは、キセルを激アツ予告にしたニューギンのオリジナリティだったり、エヴァンゲリオンのタイトルデザインをイメージそのままパチンコの予告に使った勝利です。
まずはマンガにしてもパチンコにしても、ドラマも映画も全ては“シナリオ有りき”なことを知っておいて欲しいのです。
P.S. 今日は実戦なしです。
▼2025年12月トータル収支
+16万3000円
▼2025年トータル収支(※12月18日現在)
+350万3300円
▼総トータル収支
1994年3月31日~2025年12月18日
+1億503万5340円