“梟-フクロウ-”という映画が韓国で映画賞を25冠も獲っていて大ヒットしていることをご存知ですか。
映画紹介をニュース番組やワイドショーでされているのをご覧になった方も多いと思います。
盲目の天才鍼灸医が暗闇の中で当時の王の息子の死を“目撃”したことで始まる超ミステリー映画のスタートです。
目の見えない主人公が暗闇で何を目撃したのかは、映画を観て下さい。
タイトルの“梟(ふくろう)”が鍵を握っています。
簡単に観て下さいと言いましたが、この映画普通のシネマコンプレックスや映画館でやってなくて、単館ロードショーの部類に入っています。
パチンコで、やれ“あの台が好き!”“あの台面白いね”と言っても弱小メーカーで数百台、売れてて数千台となるとホールで見つけるのも容易じゃありません。
マニアックなパチンコ台の評価は少数でカキ消されてしまいます。
メジャーとマイナーの差はどの世界でもあるものです。
ヒット曲やヒット漫画は、そんなマニアックなファン人口を増やすことで大ヒットです。アニメなんかもその最たるものです。
この“梟-フクロウ-”は東京でも4館くらいでしか上映されてなくて、久しぶりに吉祥寺まで出かけました。
打ちたい台や観たい映画があれば、どこへでも出かけるドンキホーテです。
あんなに初代エヴァンゲリオンの暴走モード見たさに吉祥寺のホールまで出かけてたのは、もう20年前の話になります。
いまや東京の住みたい街ランキング常連の吉祥寺です。ホールもデパートも減って、パチンコの話題にのぼることも失くなった吉祥寺ですが、PARCOという商業施設は駅前に健在です。
このPARCOの地下2階に、今回“梟-フクロウ-”を観たアップリンク吉祥寺PARCO店があります。
単館ロードショーで火が点いて日本アカデミー賞を総ナメにした岸井ゆきのさんの“ケイコ、目を澄ませて”の例もあります。
一部の映画ファンの評価が全国区になることもある世界です。
いま“ケイコ、目を澄ませて”と聞いても、“何?それ?”って方も多いのはわかります。
今年の日本アカデミー賞の授賞式で岸井ゆきのさんが司会しているのは、去年の主演女優賞を獲ったからなので、ご確認下さい。
大衆娯楽作品とは一線を画す単館ロードショー公開の作品は、70年代ATG系の映画やロック系映画で流行したもので、お金の無かったドンキホーテは食費を削って3本立て上映をハシゴしたりして映画を観まくっていました。
古い映画のパンフレットは、東京タワー近くのキネマ旬報に紹介されてたパンフショップで中古を買い漁ったりして、マンガの資料としてたっぷり保管しています。
いまでも役に立つ映画のパンフレットコレクションは、パチンコ台のコレクション、パーラードンキホーテと同じです。
車庫のスミにある開かずの倉庫に眠るパチンコ台たちもドンキホーテの収集癖の犠牲者かもしれません。
いや、どこかの産業廃棄物処理場では燃やしたくない名機たちです。
1台1台に人々の人生の思い出のひとカケラが詰まっているかと思うと、捨てられません。
初代CR花満開やCR黄門ちゃま2やCRモンスターハウスが、こうして30年間動き続けているパーラードンキホーテと、いま来てるアップリンク吉祥寺PARCO店と同じ匂いがします。
100人足らずの小さなスクリーンは、ふかふかのソファで丁度いいサイズのスクリーンと観客の数です。
土曜の夜、満席のスクリーンで話題の“梟-フクロウ-”を鑑賞です。
あっ、このホールで立川の映画館で売り切れていた“鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎”のパンフレットを買えてご機嫌のドンキホーテなのでした。
P.S. 今日は実戦なしです。
▼2024年2月トータル収支
+13万9500円
▼2024年トータル収支(※2月10日現在)
+63万7000円
▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年2月10日
+9797万1740円