コラム

もうひとつのかしわうどん

北九州の名物、東筑軒のかしわうどんが先日上京して、ラッキートリガー世紀末天才バカボンを一緒に打った同級生の森からごっそり届いて、毎日あまりの美味しさに昇天です。
九州に帰って小倉駅の立ち喰いうどんのかしわうどんは何度もマンガに描いているのでご存知の読者も多いと思いますが、レトルトで東京のデパートなどで売られているのですが、やっぱりJR小倉駅のあの7番ホームで食べる味には敵いません。

もうひとつ、北九州の駅弁で、かしわめしで有名な東筑軒のかしわうどんは、JR黒崎駅などで食べるのですが、この冷凍うどんは絶品です。

北九州の通常“天ぷら”と呼ばれるさつま揚げとゴボ天(ゴボウの天ぷら)と、かしわ(鶏肉)が美味しいんです。
このさつま揚げが山口県の“長州揚げ”に近いピリ辛で、甘いさつま揚げと一線を画します。
薩長連合の“薩摩と長州”ハッキリ味も違います。

この東筑軒の“長州揚げ”の天ぷらは、北九州の地元では天ぷらと、あの衣つきの天ぷらと同じ呼び方をします。
駅で丸い天ぷら“丸天”うどんを注文すれば、この丸い長州揚げが乗っかってきます。
小倉駅のかしわうどんとは別に北九州の名物なのです。

是非、冷凍の美味、東筑軒の「駅のうどん・そば」を食べてみて下さい。九州の“ゴボ天”ゴボウの天ぷらも絶品で、博多名物でタモリさんも“かろのうろん”で食べてましたよね。
九州はとんこつラーメンよりうどん文化なのです。

おっと話が脱線しましたが、脱線ついでに“さんま御殿”に漫画家の「さよなら絶望先生」の久米田康治さんが出演されていて、漫画家あるあるに思わず“今週の踊るヒット賞”をとった、“職質されて警察官はワンピースしか読んでいない”という偏見が話題になっていますが、これって漫画家さんたちには共感される、あるあるです。

ボクが上京して空手バカ一代のアシスタントをしていた1970年代は、漫画家の地位もわけのわからない存在で、ましてやアシスタントなんて職業として十分認知されていなくて、深夜に先生の原稿が仕上がって、アパートに戻って久しぶりにゆっくり寝ようと思って歩いていると職務質問をおまわりさんから受けることもありました。
何日もお風呂に入らず、着古したTシャツと“ダメージ”、ホントにダメージの汚いGパンをはいた20代の長髪のガリガリの若者は、1970年代じゃなくても職質されます。

ドキドキしながら答えても、免許証も身分証明書も一切ない、田舎から出てきた若者は問い詰められるとシドロモドロです。
手荷物のマンガの道具にカッターナイフもあって、怪しさ満点です。
“スクリーントーンを切る道具です”とおまわりさんに説明しても、伝わるわけもない1970年代です。

漫画家の職質といえば、小林よしのりさんのゴーマニズム宣言の中に、“東大一直線”の連載打ち合わせで博多から上京したとき、東京駅のホームで職質を受けたエピソードが笑えます。
スクリーントーンの存在のマイナーなところへ、カッターナイフを持ってる20代の若者は絶体絶命なのです。

あの頃の社会で漫画家のイメージは現在ほどメジャーじゃなかったとはいえ、現在でも久米田先生のように職質されちゃうのにビックリです。
1970年代、松田優作さんにあこがれて“探偵物語”を観たり、ショーケンこと萩原健一さんにあこがれて“傷だらけの天使”の“アニキ~!”を気取ってたロン毛のGパン野郎が日本にどれだけいたか、いまとなっては“若気の至り”というか、若気の行ったり来たりの迷走中の漫画家アシスタントだったドンキホーテです。

なつかしい九州のかしわうどんを食べながら、はるか50年前に思いを馳せるのでした。

▼5月1日実戦収支
A店収支
±0円

B店収支
-4000円

▼1日トータル収支
-4000円

▼2024年5月トータル収支
-4000円

▼2024年トータル収支(※5月1日現在)
+151万7000円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年5月1日
+9885万1740円

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