ギャンブルジャーナルのパチMaxでコラムを連載しています。
96回目の原稿を書いて、今日は先行ロードショーの“おいハンサム!”を観に映画館へ行ってきました。
吉田鋼太郎さんとMEGUMIさんの夫婦に、長女の木南晴夏さんと次女の佐久間由衣さんと、三女の武田玲奈さん三姉妹の爆笑ホームコメディの映画です。
宮藤官九郎さんの脚本の“不適切にも程がある”と、山口雅俊さんの脚本演出の“おいハンサム2”が、今年一番の笑えるドラマでした。
おいハンサム!の第1シーズンはコロナ中の2022年の1月に放送されて、第2シーズンがついこの前終了して、今日の劇場版の公開です。
“テレビでいいじゃん”とツっ込む方もいらっしゃるでしょうが、“おいハンサム!”の笑いのツボをわかってる人たちと映画館で一緒に笑える快感を求めて、カミさんと大きなスクリーンで、“映画おいハンサム!”を観てきました。
カミさんもドラマの大ファンです。
文句なしの面白さで、お金を払う価値があるコメディの傑作です。
70年代、男はつらいよをハシゴして、同時上映のドリフの映画にガッカリしたように、日本のコメディ映画は正直コメディアンを主役に据えても必ずしも成功するわけじゃなく、男はつらいよのように、しっかりTBSテレビでベースのストーリーとキャラクターがしっかりしていた渥美清さんの寅さんの劇場版が大ヒットした流れを考えれば、付け焼き刃のギャグだけの単品は、アメリカ映画“裸の銃を持つ男”くらいのショートギャグの連続でやれば、成功の可能性はあります。
1980年代なら、さんまさんの“心はロンリー気持ちは「…」”も笑えていたでしょう。
2024年、このショートコントの積み重ねで成功しているのが山口雅俊さんの“おいハンサム!”だと言えます。
伊藤理佐さんの数々の傑作マンガを元に一本のドラマに仕上げて、TVドラマで成功させています。
4コママンガのように散りばめられたショートギャグの数々にクスリと笑ったり、思わず声を出して笑える“おいハンサム!”です。
山口雅俊監督といえば忘れちゃいけないスカパー!の日本映画劇場で、おいハンサム!の公開記念で2016年に深夜日テレで放送した“やれたかも委員会”もまとめて放送されて、おいハンサム!のおなじみのメンバーが、マジメ(?)にコメディを演じてて、改めて笑っちゃいます。
これも吉田貴司先生のマンガ原作を山口雅俊監督がTVの深夜ということで挑戦されていて、ヘタなゴールデンのドラマより面白いのです。
今期は木村拓哉さんの“Believe-君にかける橋-”も、赤楚衛二さんの“Re:リベンジ-欲望の果てに-”も、ありきたりの建設業界と病院内の権力争いと、とてもつまらないテーマで大コケしました。
夜の“約束 16年目の真実”のサスペンスが大ヒットと、TVドラマは迷走しています。
期待できるのは、見事フジの月9に昇格するSilentの制作グループの次回作、“海のはじまり”が7月にスタートすることです。
月9より月10が勝っていたカンテレ制作ドラマが天下を取ります。ドラマウォッチャーとして“海のはじまり”は期待しかありません。
今期は記憶障がいのドラマが5本もあって、手詰まり感のあるドラマですが、唯一“約束 16年目の真実”のサスペンスが一本勝ちといった感じです。
ゴールデンではカンテレの“アンメット”の杉咲花さんの演技力と若葉竜也さんの新鮮さが一歩リードって感じでしたね。
クリストファー・ノーラン監督が2000年に投げかけた“メメント”のサスペンスがこれからのキーパーソンになりそうな2024年のドラマ界です。
おいハンサム!の笑いの形がネット社会の現在に、吉田鋼太郎お父さんが投げかけるハンサムな言葉が突き刺さること間違いなしです。
▼6月21日実戦収支
A店収支
-6000円
▼1日トータル収支
-6000円
▼2024年6月トータル収支
+14万5500円
▼2024年トータル収支(※6月21日現在)
+189万7000円
▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年6月21日
+9923万1740円