コラム

ヘヴィドラマウォッチャードンキホーテ

韓流ドラマ“海街のチャチャチャ”をカミさんとほのぼのしながら観てたら、いきなり東京国分寺が震度4の地震に見舞われてビックリ!
南海トラフのニュースで落ち着かない日々です。
ホールで揺れを体験された方たちもさぞビックリされたことでしょう。
コロナに地震と、明るいニュースはパリオリンピックのメダルラッシュくらいです。

Netflixの“地面師たち”の面白さとリアリティがいま話題の中心です。
原作小説のモデルになった五反田の老舗旅館“海喜館”の跡地には、積水ハウスの30階建てのマンションがドンとそびえ建っています。

Netflixの“地面師たち”を観たら生ぬるい地上波のドラマなんか観てられません。
地上波のテレビはスポンサーに抱き着いて、コンプライアンスに神経をつかってビクビクモノで制作されていて、面白いわけがありません。
逆手にとった“不適切にもほどがある”の宮藤官九郎さんのシナリオがひと刺ししてくれて、スカッとしたくらいです。

8月8日に第40回ATP賞テレビグランプリを受賞して、各局のスタッフの鼻をあかして、スカッとしたばかりです。

スポンサーのないNHKの“家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった”がBSから地上波で放送されたのも、女優の河合優実さんの活躍のおかげとも言えます。

TBSが気合いを入れて作っている“笑うマトリョーシカ”は、原作小説と櫻井翔さんのキャスティングの勝利です。

日本テレビはタイトルでしくじっちゃってる、声優の木村昴さんが作家をやる“クラスメイトの女子、全員好きでした”は原作のエッセイで、メインは高校時代の主人公、及川桃利くんの演技がうまいので楽しめます。

“降り積もれ孤独な死よ”もタイトルで視聴率を何%か損をしていますが、小日向文世さんのインパクトが凄すぎて、主人公の成田凌さん

も視聴者と一緒に迷走中です。

デビュー作のホラーミステリードラマ“Flashback”の頃から比べると演技力が抜群に伸びてて成長を感じさせる俳優さんです。
このドラマ、内藤瑛亮監督に注目です。
映画館でいま予告で観る“スマホを落としただけなのに”シリーズの狂気はひと皮剥けましたね。

テレビ朝日の“伝説の頭 翔”はマンガですが、子分の菅田将暉さんの弟、菅田新樹さんが体重を増やして熱演してて、人の良さが出ているツッパリです。

テレビドラマもネット配信におんぶに抱っこで、30分でもイケてる低予算ドラマがたくさん夜中にあって、全部チェックするのも大変ですが、意外に拾い物があったりします。

宮藤官九郎さんのシナリオで、ディズニープラスでやってた山本周五郎原作の“季節のない街”が別格の出来で、ネット配信ではこの作品と最初にお話しした豊川悦司さんと綾野剛さんの“地面師たち”とトップの作品です。

関西テレビの“あの子の子ども”のような良作も多くの方に観て欲しいですね。
関西テレビの作品はフジテレビとは一線を画していて、昔からアクション物もひとつ喰い込んでて、社会問題もひと味違っていて、“エルピス-希望、あるいは災い-”のように、TV局の報道ドラマとしては出色ですが長澤まさみさんが光っていましたね。

どれだけ尖ったドラマが観れるのかいつもワクワクしているドンキホーテに引っかかる作品が、サブスクの発祥、1990年代のXファイルや2000年代のプリズン・ブレイク、2010年代のブレイキング・バッドやブラックリストと来て、ウォーキング・デッドのゾンビブームも終焉を迎えて、改めて韓流ドラマに戻って来た感があります。

とはいえNetflixを現在のように巨大化させたルーツは、ホワイトハウスの“ハウス・オブ・カード”が歴史に残る傑作だと言っておきましょう。
アメリカ大統領選挙中のいまだからこそ、デビッド・フィンチャー監督のネットドラマ最高峰を是非改めてご覧下さい!
これ観るとトランプ大統領なんてカワイイもんです。

P.S. 今日は実戦なしです。

▼2024年8月トータル収支
+24000円

▼2024年トータル収支(※8月9日現在)
+264万8500円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年8月9日
+9998万3240円

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