コラム

ドラマもクライマックスへ!

バタバタと8月が過ぎ去ろうとしています。
ドラマウォッチャーのドンキホーテにとって、各ドラマがクライマックスへと向かっているこの頃、始まった頃と印象の違ってくる中身や、シナリオの重さや軽さ、破綻してしまったドラマもモロにバレバレの8月末です。
地上波のドラマに飽きているとサブスクのドラマに心を奪われている方もボクのように多いここ最近のサブスクの充実ぶりです。

先月末配信のNetflixの“地面師たち”がトップをひた走る大ヒットを続けています。
2013年にNetflixがデヴィッドフィンチャー監督で、殺人を犯すアメリカ大統領の姿をホワイトハウスを舞台に描いた“ハウスオブカード”が見たくてNetflixに加入した方も多いのではないでしょうか。
当時発売のDVD-BOXでハマっていきます。
いまでは、DVD化されない作品も多く、Netflixに入らないと話題についていけない時代になりました。

いまこうして“地面師たち”がいかに凄いのかお話ししても、ふつうのTVを観て満足している方には“何言ってんだ?”の世界です。
週刊誌でドラマのモデルになっている地面師詐欺事件が載ってて、セキスイハウスの当時の社長さんや社員さんのお話も聞ける大事件の裏側です。

いま2017年の品川五反田の老舗旅館跡地には巨大マンションが建っています。
あの“地面師たち”の第1話で偽の地主役をやった役者さんもスポットライトが当たっていて、もはやサブスクのドラマレベルではなくなっています。
地上波も黙っていないのは、NHKのようにスポンサーの顔色を窺わなくていい局の冒険です。

“家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった”の毎回のストーリーに、原作エッセイもバカ売れです。
“不適切にもほどがある”の河合優実さんブームはまだまだ終わりません。
BS NHKから地上波に舞い降りたNHKの救世主になりました。

タイトルでしくじっちゃっている日本テレビのドラマも、木村昴さん主演の“クラスメイトの女子、全員好きでした”は、九州の実の妹も、最初の1話で挫折した作りのモロさが悔やまれます。
中学時代がメインで、木村昴さんには気の毒なほど回想シーンの出来が素晴らしく、元々の原作エッセイの魅力が爆発しています。
日テレのこの時間のドラマは歴代傑作揃いなのです。

盗作騒ぎの中、主人公の中学時代の思い出のクラスメイトの女子たちのなんて魅力的なことか!
このドラマを木村さんで挫折した方は後悔します。

韓流ドラマ“スカイキャッスル”の日本リメイクは、ダイジェスト版予告って感じで、韓流の本編をご覧下さい。
お金持ち豪邸のレベルの差を感じて下さい。いかにもセットの白亜の豪邸との差を実感して下さい。
大ヒット韓流ドラマの“涙の女王”のデパートは、“現代ソウル”というホンモノだし、豪邸の外観は“博物館”とスケールが違います。

“ブラックペアン2”もイマイチだし、“ギークス”なんてテレビで放送しちゃいけない低レベルな台本と演技で、迷走したまま終わりそうです。
松岡茉優さんのムダ使いです。

唯一、月9の“海のはじまり”だけが踏ん張っています。
生方美久さんのシナリオのレベルがハンパない!
元看護師さんならではの心のケアに、“そこまで描くの!?”と思わず感動してツっ込む深いセリフの数々に、毎回圧倒されます。
“暗い”の一言でこの手のドラマを観ない方は人生何か大切なモノを見失ってしまいます。

ネットでは不倫モノの“夫の家庭を壊すまで”がバズってます。
ドラマとしての課題は、不倫モノは不倫してる間が面白い、“さっちゃん、僕は。”の失速ぶりはオチのおまけも想定内でしたね。Netflixで最終回も観れます。

あっ、Netflixの回し者ではありません。

P.S. 今日は実戦なしです。

▼2024年8月トータル収支
+7万6300円

▼2024年トータル収支(※8月29日現在)
+269万800円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年8月29日
+1億3万9540円

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