コラム

映画フォールガイで大爆笑!

今年もいろいろロードショー公開の映画や、WOWOWの映画に配信のサブスクで百本以上の映画を観ている超マニアックな映画ウォッチャーのドンキホーテが、今年一番映画館で笑って手を叩いて盛り上がったのは、ララランドのライアン・ゴズリング主演の“フォールガイ”です。

日本映画の“もしも徳川家康が内閣総理大臣だったら”は苦笑いレベルで、豊臣秀吉VS徳川家康のリベート合戦なんて誰も望んでいない展開にガッカリしたりで、“翔んで埼玉”も藤原紀香さんと片岡愛之助さんの夫婦漫才で大爆笑した以外、お腹をかかえては笑えませんでした。

感動と興奮は先日の“エイリアンロムルス”がダントツで、久々にハリウッド映画がやってくれたという感じです。
日本映画のほうが、“キングダム”や“ゴールデンカムイ”がドラマのスケール感で上回っていました。
“ツイスターズ”や“クワイエット・プレイス:DAY1”は正直並みレベルで、大画面で良かったレベルでした。

この“フォールガイ”は映画のスタントマンが主人公の映画で、監督もマトリックスなどでキアヌリーブスのスタントマンだったデヴィッド・リーチ監督の、映画愛溢れる傑作で、数々の映画のオマージュシーンや、ハリウッド映画界の有名俳優の裏側もリアルで笑えます。

悪口も“あいつの記憶力はメメントレベル”と、映画“メメント”の一晩で記憶が消える主人公になぞらえて笑いものにするあたり、“メメント”を知らない観客はポカンですが、映画好きにはアカデミー賞監督賞を獲ったクリストファー・ノーラン監督の2000年の名作です。

スタントマンの主人公が“マイアミバイス”の音楽に乗って、マイアミバイスの海上でのボート爆破シーンの再現など、ドラマファンにはたまりません。

メインテーマ曲はKISSのラビングユーベイビーの大音量と、映画スタッフのカラオケ大会でフィルコリンズの名曲“Against All Odds”には、思わず一緒に口ずさんでしまいました。

このCGやVFX全盛期に、全編生身のアクションの連続で、スタントマンの存在意義と愛に溢れた“フォールガイ”はもっとヒットしていい映画です。アメリカで大ヒットした理由もわかりました。

映画好きには最高のプレゼントで、エンドロールがこんなに楽しかったのはジャッキーチェンの映画のエンドロール以来です。
スタントの後、駆け寄るスタッフの心配顔と、ニコッと“大丈夫だよ”のポーズをするスタントマンたちの笑顔に、この“フォールガイ”の全てが集約されています。一緒に、まさに“映画バンザイ”なのです。

もうすぐロードショーが終わりそうですが、映画館に行って良かったとつくづく感じました。
ヒロインの女性映画監督になるのは、あの“オッペンハイマー”でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたエミリーブラントです。
オッペンハイマーの妻の演技や、“クワイエット・プレイス 破られた沈黙”で、音を立てたら即死の、あのホラー映画で子供を連れて逃げるお母さんと言った方がわかるでしょうか。

とにかく、ラブストーリーとスタントアクションとハリウッドのゴシップも加味された傑作です。
“フォールガイ”は予想以上の娯楽作品でした。丸1ヶ月、そろそろロードショーが終わっちゃうので、その前に大画面で命懸けのスタントシーンをご覧下さい。

TVでは“新宿野戦病院”が痛快なラストを迎えました。
サザンオールスターズのラストの“恋のブギウギナイト”が頭の中でブギウギしてます。
70~80年代のディスコ世代に刺さる名曲です。

“ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!”も快調に、伊澤彩織さんのダメダメぶりが最高です。

TVも映画も大満足のドンキホーテでした。

▼9月11日実戦収支
A店収支
-5000円

▼1日トータル収支
-5000円

▼2024年9月トータル収支
+13万2500円

▼2024年トータル収支(※9月11日現在)
+282万7800円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年9月11日
+1億17万6540円

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