コラム

10月のドラマウォッチング前編

10月に入って新しいドラマが次々に始まっています。
ヘヴィドラマウォッチャーのドンキホーテとしては、片っ端からチェックしています。

朝ドラに関しては“おむすび”の20年前の博多っていう設定を愛でる感じで、ドラマそのものは根本ノンジさんがマンガ原作なしでどこまで国民を毎朝半年引っぱってくれるのか、まだ不安がいっぱいです。
災害とおむすびで、集めちゃったら宮藤官九郎さんの“あまちゃん”クラスにギャルを描けるか、期待と心配で毎朝チェックしています。
おじいちゃんのエセ博多弁が気になって仕方ないドンキホーテです。

注目のドラマで大コケは反町隆史さんのドラマ、“オクラ~迷宮入り事件捜査~”で、酷かったですね。よくあのシナリオで反町さんが演技をしたなぁと呆れてしまいました。
迷宮入りなら、WOWOWがアメリカの人気シリーズ“コールドケース”の日本版を吉田羊さん主演でやったドラマのシナリオで、レベルが違います。
NHKのアストリッドとラファエルくらいの刑事モノが観たかったです。

しかし、藤原竜也さんと広瀬アリスさんの“全領域異常解決室”がオカルトとリアルの間で、黒岩勉さんのオリジナル脚本が光ります。
黒岩さんは映画キングダムもゴールデンカムイも、日本映画を山崎賢人さん主演で、興行収入のトップとトップ2を独占しています。
WOWOWのゴールデンカムイのドラマ版も素晴らしく、Netflixでも世界に配信されます。

1回目が“シャドウマン”で、黒カッパにプライベートスプレーで防犯カメラに写らなくなるシャドウマンの正体が秀逸で、人間ドラマも良く出来ていて、いいスタートです。
来週の“キツネツキ”も集団ヒステリーって切り口がいいんで楽しみです。
科学者の“ガリレオ”の上を行くエンターテイメントを期待します。

科学者と言えば、NHKアニメ“チ。-地球の運動について-”が原作のベストセラー漫画をていねいにアニメにしていて、毎週観ています。
天動説の時代に地動説を説く異端のスリルとサスペンスもドキドキです。

NHKは定時制の科学の教員を窪田正孝さんが演じる“宙わたる教室”にも注目しています。
NHKの土10ドラマは期待しかありません。
NHK BSで放送した浅田次郎さん原作の“母の待つ里”の地上波放送を心待ちにしています。
“家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった”の河合優実さんのように、“母の待つ里”の宮本信子さんの東北弁の上手さに酔って下さい。
感涙必至の傑作ドラマです。

NHKと共に、今週日曜の9時、TBS系の“海に眠るダイヤモンド”は野木亜紀子さん脚本で、塚原あゆ子監督の大ヒット映画“ラストマイル”のコンビのTVドラマで、ハズレなしです。

各局配信の収入が大きくて、ドラマ乱作気味ですが、意外なヒット作誕生の土壌は出来つつあります。
テレビ東京の“ベイビーわるきゅーれ”のように、ムーブメントを起こすことも可能です。
井桁弘恵さんをスターにした“メンタル強め美女白川さん”は、野呂佳代さんまで大河ドラマ女優に推し上げました。

“私の町の千葉くんは。”で再び井桁弘恵さん主役で、犬飼貴丈さんと山下幸輝くんの兄弟を好きになるkissに連載されていたラブコメです。
仮面ライダー俳優の犬飼さんがイケメン役で笑っちゃいます。
“完璧ワイフによる完璧な復讐計画”で復讐された夫役から一転です。

復讐と言えば、チビノリダーだった伊藤淳史さんが山口紗弥加さんに復讐されて、“私の死体を探してください。”は終わりました。
重いドラマが増える一方ですが、刺激的なシーンばかり作るのは配信稼ぎと、ちょっと安易なところも目立つ2024年秋の新ドラマです。

NHKの“3000万”が共同脚本プロジェクトとして成功するかどうかも注目しています。
まだまだドラマはたくさんあるので、続きは改めてお話ししますね。

P.S. 今日は原稿を描いて実戦なしです。

▼2024年10月トータル収支
+9万円

▼2024年トータル収支(※10月10日現在)
+316万5300円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年10月10日
+1億51万4040円

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