コラム

室井慎次のつぎは青島だぁ!!

オスイチからくりチャージで萎えちゃったドンキホーテは、映画館へエスケープです。
前編の“室井慎次 敗れざる者”が興行収入10億円を超えて、邦画興行収入のダントツトップだった“踊る大捜査線 レインボーブリッジを封鎖せよ!”の173億円の実写映画の記録を考えると、室井さんじゃこんなもんかなと思ってナメてたら、前編がめっちゃ面白くて、刑事モノというより人情ドラマで、子役と柳葉敏郎さんの秋田のちっちゃいおじいちゃん感のアンサンブルが上手くかみ合ってて、後編が11月8日、前倒しで公開されているので、大急ぎで映画館へ向かいます。

後編の“室井慎次 生き続ける者”は一体どうなるのか、警察を辞めた室井さんが犯罪者の子供や、犯罪で母親を亡くした子供の養父として秋田の静かな街で暮らすという、取ってつけたような人情ドラマ設定ですが、子供たちの演技が柳葉さんをはるかに越えてて見応えがありました。

“カラオケ行こ!”の齋藤潤くんの上手さに大人の観客は引き込まれ、テレビシリーズのシリアルキラーだった小泉今日子さんの母親に洗脳されている娘の福本莉子さんもイイ演技を見せてくれます。

小さな男のコの前山くうがくんと前山こうがくんの双子が、何故?って思ってたら後編で納得させられました。このコの誕生日がボクと同じ9月13日というのも気になっちゃってお気に入りです。
刑務所に入ってたDV親父の加藤浩次さんが敵役で、クズ感100%です。

TVドラマの踊る大捜査線の流れとは全く違う、室井視線の劇場版としてそう持ってきたかと、君塚良一さんのシナリオはバランスが取れてて、ザ・日本映画と臭い柳葉さんを上手く操って完結させたなと思わせてくれました。
次回作をフジテレビが作らないわけがありません。

織田裕二さんの影がチラつくのは、バブルのフジテレビも173億円を再びという準備は、この室井慎次前後編で万端です。

週刊フジテレビ批評の辛口ドラマ放談が面白すぎて、毎回ドラマウォッチャーの方々の本音が聞けて釘づけです。
今朝、秋ドラマ放談の後編も文句なしの放談の数々に、みなさんには土曜の朝5時にフジテレビ系列に是非チャンネルを合わせて欲しいのです。
ピックアップされるドラマがフジテレビだけじゃないところがイイんです。

今回も、NHKの“3000万”や“宙わたる教室”も入って、TBSの“海に眠るダイヤモンド”と“ライオンの隠れ家”が登場してましたね。
フジテレビも“全領域異常解決室”や“モンスター”と“わたしの宝物”が取り上げられてて、フジテレビもホッとしたでしょう。

フジのドラマがダメな時は話題にもあげないクールさと、忖度なしのトークが絶品です。
また、注目の俳優さんのピックアップも“そこ!そこ!”と思わず共感する人選です。

“3000万”の犯人の女性、ハルを演じている森田想さんや、“ライオンの隠れ家”の男性ブランコの平井まさあきさんなど、目の付けどころがボクと同じで、鳥肌モノのトークでした。

ドラマの本数が過去最大と言われている今クールの中、数本に絞り込むのは大変だし、全てをチェックするのはボクのようなヘヴィドラマウォッチャーくらいしか居ない2024年秋です。
夜中の30分ドラマも面白い隠れた作品もあるので見逃せません。

夜中の“ベイビーわるきゅーれ”や“REAL”など、ネット配信のヒット作も次々に登場してきます。
はるか10万本を超えてしまった1979年からのビデオ&DVD&ブルーレイのドンキホーテコレクションは、ボクが死ぬまで増え続けていくことでしょう。

配信メインでこの先大きく変わっていくドラマの世界から目が離せません。
物作りの世界は日々進化し続けているのです。

“青島~!! 約束を果たしたぞぉ!!”と、室井さんの声が聞こえます。

▼11月8日実戦収支
A店収支
-500円

▼1日トータル収支
-500円

▼2024年11月トータル収支
-4万2000円

▼2024年トータル収支(※11月8日現在)
+344万4300円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年11月8日
+1億79万3040円

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