コラム

ドンキホーテの勝手にTVドラマ批評

秋のドラマもそろそろ終わりが近づいてきました。
先に終わった“ベイビーわるきゅーれ”は主演の高石あかりさんが2025年秋からのNHK朝の連続テレビ小説“ばけばけ”で小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの奥様の役で撮影に入ってしまいます。
“墜落JKと廃人教師”の女子高生役から大出世してしまいました。
いまから来年の朝ドラが楽しみなドンキホーテです。

予想どおり、現在の朝ドラ“おむすび”は心配したシナリオの根本ノンジさんが失速気味で、これからの巻き返しを期待します。
どうしてもBS NHKで2011年の“カーネーション”の再放送と一緒に観ちゃうので、脚本の差があまりに大きくて“カーネーション”をまたまたまた観て早朝からハマってしまうドンキホーテです。

コシノ三姉妹が珍しく一堂に会した“プレミアファミリー”はめちゃくちゃ面白かったですね。
よくぞ3人集めたと、テレビ朝日のスタッフと局のパワーを感じました。

NHKの安達祐実さん主演の“3000万”ものめり込みドラマとしては出色の出来でした。
ドラマを引っ張ったのは、3000万円を盗んだ張本人の森田想さんの演じたソラの演技の上手さです。
こちらも子役の頃からめちゃくちゃ出てて、“3000万”で大ブレイクです。これから民放で一段と主要キャストで登場することと予想しています。

“海に眠るダイヤモンド”は野木亜紀子さんのシナリオを信頼しています。TBSの力の入れようもネット配信の時代へのアプローチを感じます。
軍艦島の再現だけでも九州人として血沸き肉躍るものなのです。

“ライオンの隠れ家”は尾野真千子さん演じるお姉ちゃんの子供を守る柳楽優弥さんが人生最高の適役を手に入れた感じで、非の打ちどころのない名演技を見せてくれます。
声のトーンと役所の仕事ぶりと弟の面倒のみかたに、ちょっとした演技が心を揺さぶり、あの20年前の“誰も知らない”の子供がねぇ、と成長を見せつけられます。
豊田エリーさんと14年前に結婚してから人が変わったような気がします。
映画“夏目アラタの結婚”も映画館で観て、これからが更に楽しみになりました。

週末の菜々緒さんと塩野瑛久さんの“無能の鷹”は、“おむすび”のシナリオの根本ノンジさんの本領発揮で、原作コミックの面白さを十分に見せてくれて、毎週大爆笑でした。

神様たちのアベンジャーズ“全領域異常解決室”の黒岩勉さんのシナリオに釘づけです。
藤原竜也さんで、タダの刑事モノだと思って観てない人たちに、こんなコミカライズな日本のTVドラマも珍しいと言っておきましょう。
ラストが楽しみな一作です。
神様も呆れるネット民の残酷さを黒岩さんは描きたかったことがわかります。

松下洸平さん主演の“放課後カルテ”が不作つづきの日本テレビを救う名作ドラマの仲間入りです。
いまの小学生のリアルがそこにあります。“熱中時代”の水谷豊さんの時代では考えられないスマホやネット社会に包囲されたいまの小学生の姿がそこにあります。
ボクら世代は、所さんの“笑ってコラえて”で田舎の純朴な子供がダーツの旅に出ると、どこかホッとするドンキホーテです。

“Qrosの女”の週刊キンダイは、誉田哲也さんの小説が原作ですが、桐谷健太さんの記者役がハマリ役で、“インフォーマ-闇を生きる獣たち-”のお茶の間版って感じです。

ネットオリジナルでは、有村架純さんと坂口健太郎さんの“さよならのつづき”が全8話一気見出来る面白さで、ちょっとファンタジーというかオカルトっぽい心臓移植あるあるのエピソードです。
坂口健太郎さんの妻を演じる中村ゆりさんがとってもいいのです。
“ひよっこ”の岡田惠和さんのシナリオらしいラブストーリーです。

Netflixのオリジナルドラマは“地面師たち”と“極悪女王”が世界を席巻して新時代を切り開きました。

P.S. パチンカーZの原稿を描いて今日は実戦なしです。

▼2024年11月トータル収支
+24万4500円

▼2024年トータル収支(※11月28日現在)
+373万800円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年11月28日
+1億107万9540円

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