コラム

孤独のグルメのヒットにホッ!

連休中のホールは“まだ正月かよ!”とツっ込みたいくらいの客付きで、新台がロクに空いていません。
平日でも大変だったのに、土日、そして今日月曜と、立て続けにサラリーマンやOLさんも加わって、多くのお客さんで活気に溢れています。

以前はスロットはいっぱいでも、パチンコはお店も“放ったらかしか?”というくらい力が入っていませんでした。
2025年のホールは、パチンコも負けていません。20代の若者を中心に、ボクたちおじさんおばさんにおじいちゃんおばあちゃんは、ちょっと遠慮気味に新台に座っています。
“そんな台打つの?”と逆に若い人たちにツっ込まれそうなドンキホーテです。

満足に座れないので、今日は映画館へ早々にエスケープです。

ほとんどのロードショーを観ているドンキホーテは、今週封切の“劇場版 孤独のグルメ”を観てきました。

週刊SPAで尊敬する故谷口ジロー先生と、“かっこいいスキヤキ”の久住昌之先生のマンガ“孤独のグルメ”が、2011年から14年!

劇場用の孤独のグルメを、松重豊さん監督、“地獄の警備員”で元相撲取りの殺人鬼でデビューした松重豊さんの井之頭五郎さんと一緒に“腹、減った…”です。
クロマニヨンズの軽快な曲が劇場で流れます。

テレビの久住さんの加山雄三とランチャーズのようなエレキギターのBGMと、一味違う松重豊さんと甲本ヒロトさんが同じお店でバイトをやっていた仲で、ファン同士の熱いコラボで名曲誕生です。

映画のパンフレットが売り切れで、再入荷するまで我慢のヒットです。

“はたらく細胞”の80億円超えの、老若男女、お子さんまで巻き込んでの大ヒットには敵いませんが、JALとのタイアップで機内食から始まる今作の“孤独のグルメ”は、パリの街角のレストランから、韓国の海辺の食堂まで、いつものグルメ1人レポートが楽しめます。

仲でも唯一の笑いポイントで、韓国の入国管理官の役を、あの“梨泰院クラス”の宿敵役だったユ・ジェミョンさんがやっていて、いい味出しています。

あの憎っくき梨泰院クラスの食品会社の会長で、悪役も見事にこなす名優が松重さんのお株を奪うひとり言を放って、会場はクスリと笑いに包まれます。

オダギリジョーさんと内田有紀さんの元夫婦のラーメン屋さんの名前が、あの故伊丹十三監督の“たんぽぽ”をオマージュしていて、テレビ東京の“伊集院光と佐久間宣行の勝手にテレ東批評”でゲストにオダギリジョーさんが出演されて、“松重さんがどの現場も楽しそうに監督演出されていた”という話に、作品全体を包む暖かさは、松重さんのお人柄なんだと、井之頭五郎が14年も続いた秘密を知った気分です。
生来大食いの松重さんです。

伊集院さんのお話で、ボクが以前マンガにして直接取材した、作家の故安部譲二さんの香港の刑務所の海老の残飯で作ったスープの話が秀逸でした。ホントに美味しそうです。

話が脱線しましたが、映画“孤独のグルメ”はもっとたくさん井之頭五郎さんに食べまくって欲しかったというところが感想ですが、“上手くまとめたな”って仕上がりでした。

“ドクターX THE FINAL”も中園ミホさんの入魂のシナリオが素晴らしく、テレビ版以上の劇場版を大門未知子と故西田敏行さんと岸部一徳さんにグッときました。
中でも若手の染谷将太さんの二役が見事な作品でした。

いまや日本の年間映画興行収入ベスト10の内8作品が邦画だということ、アニメも日本製が大ヒットしている日本です。
ハリウッドからトム・クルーズやキアヌ・リーブスに頼ってる場合じゃないとというジャパニーズパワーです。

“SHOGUN将軍”がゴールデングローブ賞まで獲る時代です。あの三船敏郎さんの“SHOGUN将軍”から45年目の快挙です。
真田広之さん、おめでとうございます。

まだまだドンキホーテは映画を年間400本は観続けますよォ!!

▼1月12日実戦収支
A店収支
-11000円

B店収支
-2500円

▼1日トータル収支
-13500円

▼2025年1月トータル収支
+11万1500円

▼2025年トータル収支(※1月12日現在)
+11万1500円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2025年1月12日
+1億172万3040円

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