コラム

ショウタイムセブン観たぞ!

阿部寛さん主演の2月7日初日のロードショー、“ショウタイムセブン”を早速映画館に観に行きました。

フジテレビはもっと大変な事になってるテレビの世界で、ゴールデンのニュースキャスターの座を降ろされて、今はイヤイヤラジオのパーソナリティをしている阿部ちゃんに、テロリストのリスナーから発電所爆破を告げる電話が入って、98分間ノンストップ、出ずっぱりの阿部ちゃんの大熱演です。

タレントのスキャンダルや政財界のスキャンダルと、テレビが世間に伝えている現実がオモチャ箱のようにスタジオでくり広げられます。

初日で7割近い観客でいっぱいで、阿部ちゃんファンとおぼしき中高年の方から若い映画ファンが集まっています。
高橋一生さんと飯豊まりえさんが結婚するキッカケになったNHKのドラマ“岸辺露伴は動かない”のルーブルへ行く、でフランスロケをした渡辺一貴監督のサスペンスです。

元は韓流映画の“テロ・ライブ”ですから、話は面白いし、98分間ダレません。
よく出来た話です。
くわしい中身は是非映画館へ行って、デカいスクリーンでご覧下さい。

アニメのガンダムのお客さんがハンパなく、興行収入も凄いことになっています。
日本のアニメは世界を征服しそうです。

あっ、ショウタイムセブンの渡辺一貴監督は、とてもNHKっぽくない荒木飛呂彦先生原作のマンガの岸辺露伴シリーズを成功させています。テレビ局のことならお手のモノです。
テロリストの顔もネットで早々に公開になっています。
Netflixの“離婚しようよ”で宮藤官九郎さんシナリオのドラマで、パチプロをやってた“あの人”が犯人です。

吉田鋼太郎さんのプロデューサーの大げさな演技は、フジテレビの元社長の港さんがとんねるずとイケイケだった時代を思わせます。
“ショウタイムセブン”はタイムリーな公開で、ある意味ラッキーでした。

現実のテレビの世界は世紀末を迎えようとしています。
ネット配信が上回る情報量に、後追いのテレビです。
フェイクニュースもまともに受け取られる時代に、業界にはまだフィクサーと呼ばれる方がしっかり生存している現実も、世間も感じ始めています。

映画“ショウタイムセブン”は元が韓国らしく、貧富の差や政財界が本当に裁かれることが、どのくらい日本で通用するかどうかにかかっています。
爆弾テロリストの目的と、狂気の阿部ちゃんのニュースキャスターぶりに、滑舌の悪さを忘れさせてくれる熱演です。

あっ、それより“侍タイムスリッパー”が日本アカデミー賞で7冠を獲得しました。
これは本当に快挙です。
池袋のたった1館からスタートした上映が日本アカデミー賞です。ブルーリボン賞も毎日映画コンクールでも台風の目になりました。
受賞をキッカケにネット配信や再劇場上映も始まるでしょう。

映画館へ行っていない方は、是非大きなスクリーンで観て下さい。ちゃんばらもしっかりしていて殺陣も素晴らしいし、文句なしの令和の時代劇です。
安田監督のシナリオが京都太秦撮影所を動かしました。
あなたの隣に室町時代からお侍さんがタイムスリップしてきたらどうしますか?

大泉洋さんの時代劇“室町無頼”や、山田孝之さんと仲野太賀さんの“十一人の賊軍”には気の毒ですが、“侍タイムスリッパー”の足元にも及びません。
ちょっと別格の面白さで、山田洋次監督も寅さんも“こりゃまいった!”とシャッポを脱ぐ“侍タイムスリッパー”の面白さです。
受賞をキッカケに一人でも多くの方に観て頂きたい名作映画の誕生です。ドンキホーテが2回も3回も映画館に行ったのも納得されることでしょう。

“侍タイムスリッパー”、おめでとうございます。

P.S. ブラックラグーンのオスイチ30分で6万勝ちをマンガにしました。

キリン柄保留もバッチリです!

▼2月7日実戦収支
A店収支
-8000円

B店収支
-4000円

C店収支
-2000円

D店収支
-5000円

▼1日トータル収支
-19000円

▼2025年2月トータル収支
+4万6500円

▼2025年トータル収支(※2月7日現在)
+35万2700円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2025年2月7日
+1億196万4240円

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