コラム

日本アカデミー賞が決まったぞ!

年間400本以上の映画を観まくっているドンキホーテも納得の日本アカデミー賞の選考結果です。
いつもどの作品かがバックで日本テレビが動いているぞというキナ臭さが残っていた日本アカデミー賞ですが、ここ数年アメリカの本家アカデミー賞が全体に若返り、多国籍化したことで白人優先の選考が一変しました。

2024年の映画界が絶賛すべきは最優秀作品賞に輝いた“侍タイムスリッパー”をもっともっと支援して、一人でも多くの方々に観せるべきことだと思っているドンキホーテです。

老若男女が昔のお正月とお盆に“男はつらいよ”シリーズを観に行ったあの頃の映画の活気を呼び起こしてくれる“侍タイムスリッパー”です。
ボクは映画館に3回通いました。これから、ネット配信も次々に増えることと思います。
ホンネで言えば、あの大きなスクリーンで100人前後のお客さんと暗い映画館でみんな一緒に泣き笑いをして欲しい作品です。

池袋の単館ロードショー1館から300館以上の拡大ロードショーで、いまでも上映している映画館もあるほどです。
“映画の原点回帰”興味のある方は是非一度ご覧下さい。

このボクのコラムをずっとご覧の方は、ドンキホーテイチオシの“正体”が主演男優賞にも助演女優賞にも名を連ねていたことに注目です。

Netflixで先にWOWOW制作の亀梨和也さんが演じた“正体”と違って、同じ原作小説でこれだけの作品にした藤井道人監督の力を感じさせます。

いま地上波で話題の日曜劇場“御上先生”のシナリオを書いている詩森ろばさんのシナリオで、東京新聞の女性記者が斬り込んだ政治家秘書の死の世界を見事に描いた“新聞記者”で世の中に一石を投じる映画を作った藤井監督です。藤井道人さん、監督賞おめでとうございます。

横浜流星さんを美術講師の役で魅力を炸裂させた“わかっていても”はNetflixで配信中で、オリジナルの韓流ドラマの“わかっていても”と一線を画します。
韓国の方のドラマは超美人のハン・ソヒさんのアイドルドラマで、別モノです。
ハン・ソヒさんと南沙良さんを比較するよりも、まさに横浜流星さんのプロモーションドラマになっています。
首すじのパピヨンの入れ墨にゾクッとしたのはボクだけではなく、世の女性ファンも釘付けになったことでしょう。

甘いマスクと甘い声質がある意味横浜流星さんのハンディキャップとも言えるのですが、空手で鍛えた身体と精神で、いまも大活躍中のドラマ“べらぼう 蔦重栄華乃夢噺”で現在の雑誌編集者のルーツとも言うべきエンターテインメントのプロデューサー、蔦谷重三郎を一年間演じ続けています。
“正体”は横浜流星さんより山田孝之さんや森本慎太郎さんに吉岡里帆さん山田杏奈さんたちの演技が光る傑作と言えます。

キングダムの大沢たかおさんの王騎将軍が主役と言っていい主演男優賞の争いは厳しいところです。
主演女優賞は、失禁シーンまで見せた石原さとみさんの“ミッシング”と、衝撃の“あんのこと”で全力投球した河合優実さんの頂上対決でしたが、“ナミビアの砂漠”など多数の作品で大活躍だった河合優実さんが最優秀主演女優賞も納得です。

“帰ってきたあぶない刑事”のノーヘルとハンドル手離しでショットガンをぶっ放す74歳の舘ひろしさんが話題賞に収まって、日本テレビもホッとしたところです。
昔のあぶデカテレビの監督の息子さんが新鮮でカッコイイ74歳と73歳のタカとユージをカッコよく撮ったことにありがとうと言いたいです。
早乙女太一さんの敵役もバッチリでしたネ。

選考に文句がなかった2024年度公開作品の数々です。
“カラオケ行こ!”の野木亜紀子さんのシナリオ賞受賞が嬉しいところです。
今年は“ファーストキス 1ST KISS”の坂元裕二さんに獲って欲しいですが、もう坂元さんはカンヌ映画祭で“怪物”で賞を獲っているので、もういいのかもしれません。

P.S. 毎日マンガはとある科学の超電磁砲2の藤丸くん打法です。チェックして下さい。

▼3月15日実戦収支
A店収支
+21500円

▼1日トータル収支
+21500円

▼2025年3月トータル収支
+10万7000円

▼2025年トータル収支(※3月15日現在)
+68万7700円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2025年3月15日
+1億229万9240円

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