先行ロードショーでパンフレットは今週末から発売ですが、ひと足早くトム・クルーズの最新作、ミッションインポッシブル:ファイナルレコニングを早速観に行きました。
ホントは去年のデッドレコニングのあと続けてロードショー公開する予定だったこのファイナルレコニングは、クリストファー・ノーラン監督の傑作“オッペンハイマー”に興行成績で全世界ランキングで抜かれてしまって、トム・クルーズは後編を手直しして、2025年ゴールデンウィークに向けて大公開です。
バイクでアルプスを飛んだりオリエンタルエクスプレスでジャッキーチェン以上のアクションをくり広げた前編を超える後編、ファイナルレコニング“最期の試練”の公開です。
オッペンハイマーが作った核兵器で全地球規模の核ミサイルを、人類が作ったAIが支配して地球を破滅させるのを、トム・クルーズ、いやイーサンハント一人で阻止するという無茶苦茶な話を、過去のミッションインポッシブルの名シーンと共に、過去のミッションも関わっていたというストーリーはどうでもよくて、手に汗握るアクションの連続で“めちゃくちゃドキドキしたぁ”と、若いカップルがストーリーよりアクションに興奮して帰り道おしゃべりしていたのが印象的でした。
ジャッキーチェンも71歳になって、中国と合作で名馬のお涙頂戴映画“ライドオン”はジャッキーファンには物足りないアクションでしたが、2025年の新作は楽しみな“ベスト・キッド:レジェンズ”がもうすぐ公開になります。
TVで大ヒットの“コブラ会”の面々も登場、ラルフ・マッチオも出演します。
9歳年下の62歳のトム・クルーズの究極のアクションは、“もうそれ以上やらなくてイイよ”と言いたくなる程、身体を張ったアクションの連続です。
オッペンハイマーへのリベンジも兼ねて、続編のファイナルレコニングは、一人アベンジャーズと呼べるアクションで、CGなしのアナログで見せるあたり、トム・クルーズの意地と活動大写真の映画への愛を感じます。
オープニングにトム・クルーズが出て、日本のファンへのメッセージが遺言じゃないかと思っちゃう程、緊迫感が溢れて、3時間あっという間です。
思わず拍手しちゃう仕上がりです。
滅亡に向かう人類のノアの方舟がネットも一切通じない場所というのも、AIとの対決らしい設定です。
アメリカ大統領が黒人女性というのも、そして一人の母親として描けているのも現代らしい設定です。
冗談抜きで人類が滅亡に向かっていると感じるのは、毎朝BSの世界ニュースで戦争、戦争、戦争の話題ばかりだからです。
救世主はイーサンハントしかいないのか、ボタン1個で全人類の生命が天秤にかけられるクライマックスまで気が抜けません。
アナログなアクションの連続が、ミッションインポッシブルの一番の“推しポイント”です。
スパイや政治などはどうでもよくなっちゃう程のトムの頑張りに拍手です。
スターで大成功して大金を手にして、そこまでもうやらなくていいよと言いたいファンがスクリーンを見つめています。
還暦のトムに、世の親父たちは夢を馳せるのです。
あんなに走ったら2~3歩でコケちゃうドンキホーテです。
20代で週刊少年ジャンプの野球大会で、一塁に向かって走る途中で足がツってコケちゃったドンキホーテに、アウトドアは無縁です。
全力疾走を続けるトム・クルーズのプロデューサーとしての立場や、大人の事情はもう関係ないと言えます。
昔のミッションインポッシブルの俳優さんが年齢を重ねて登場するのも、トップガンの先日亡くなったアイスマンことヴァル・キルマーさんとの共演を“トップガンマーヴェリック”で果たしたシーンには涙が止まりませんでした。
イーサンハントのスクリーンに向かって“トム!死なないで!”と叫んだドンキホーテなのでした。
▼5月18日実戦収支
A店収支
-3000円
B店収支
-3000円
▼1日トータル収支
-6000円
▼2025年5月トータル収支
+12万5500円
▼2025年トータル収支(※5月18日現在)
+132万9200円
▼総トータル収支
1994年3月31日~2025年5月18日
+1億286万1240円