コラム

2度目の“国宝”

同じ映画を映画館までわざわざ行って、チケットを買って何度も観るなんて、よほどヒマなんだなと思ってる方も多いかもしれませんが、つまんない地上波のテレビのバラエティや街ブラロケを家で観るくらいなら、映画館の大スクリーンで何倍もの迫力と感動を求めてもいいじゃないか!という発想のドンキホーテです。

先週の7日土曜日に観た、吉沢亮さんと横浜流星さんの新作映画“国宝”はこの一週間の観客動員の凄さとネットの反応の良さで、皆さんも気にはなっていらっしゃるでしょう。
そりゃあカンヌでスタンディングオベーションが続くのもわかります。
2時間55分の長さをあれこれツっ込む意見もありますが、正直3時間があっという間なのです。

今日、どうしてもカミさんに観せたくて、夕方二人で立川のシネマシティというシネコンに出かけました。
きのうパチンコで大勝ちしているので、今日はお休みです。
“きのう大勝ちしたので今日は実戦なし”というP.S.をこの25年間、毎日のコラムで何度書いてきたことでしょう!?
パチンコで大勝ちして調子に乗って痛い目に遭っているパチンコファンのなんと多いことか!!

このひと息入れる立ち回りがプラス1億円に繋がったと思っています。
せっかくつかんだ大金をローンの返済のようにホールで負けて戻しちゃっていませんか。
そういうパチンコファンが全体の8割いるからパチンコは成立しているのです。トントンで遊べていれば文句はありません。

全体の1割が完全な負け組で、残り1割が完全な勝ち組というのが利益率10~12%のホールの商売の実態です。
ずっと負け続けたら、お客さんはホールに来なくなるので、たまに勝ってまた通う気にさせるサジ加減の上手いホールが、“あの店そんなに出してないのにお客さんが入ってるなぁ”と思っちゃう、俗に言う優良店なのです。

気が付けばしっかり1人1人のお客さんから新台を買うお金と従業員の給料と、光熱費や必要経費を頂いているわけです。
ここでお客さんがハッキリと減っているホールは、経営が破綻します。収入源が他の商売や不動産などであれば、細々とお店は続けられます。

他の儲かる商売はいくらでもあるので、現在は転業も当たり前のホールです。
それが時代の流れだし、商売というものです。

まあホール側のことは置いといて、2度目の“国宝”で前回よりこみあげるモノを改めて感じて、悲しくはないけれど感動に興奮している71歳のドンキホーテです。
おそらく上映期間中にもう一度観に行くかもしれません。

人生で3回映画館でくり返し観たのは、昭和40年代、1970年代、3本立ての上映が全国にはもっとあって、寅さん大会こと“男はつらいよ”なんて組み合わせで何度も映画館で観てセリフも暗記するほどハマったものです。

最近3回映画館に行って観た作品は、“グレイテスト・ショーマン”と“侍タイムスリッパー”ですが、アカデミー賞を受賞しました。
心動かされて何度も観たくなる映画は、世の中の流れや空気を動かすモノです。

今年は“ファーストキス 1ST KISS”や“国宝”と、日本映画が抜きん出ています。
横浜流星さんの“正体”もアカデミー賞を獲りました。日本映画もやるじゃん!と思ってしまう傑作揃いです。

Netflixなどサブスクで配信される作品も世界にはばたいています。
“サンクチュアリ”に“地面師たち”、“極悪女王”に、いまは“新幹線大爆破”が劇場スクリーンに登場する可能性も出てきました。

スマホで映画を観てる方も多い現在、サブスクからの劇場へという流れも珍しくなくなりそうですが、劇場の減少は止められません。
サブスクは自宅の大画面テレビで観るのが主流の世の中なのです。

根っからのテレビっ子&映画狂のドンキホーテなのでした。

P.S. きのう大勝ちしたので今日は実戦なしです。

▼2025年6月トータル収支
+15万9000円

▼2025年トータル収支(※6月15日現在)
+159万8700円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2025年6月15日
+1億313万740円

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