コラム

血迷ったか!? コッポラ監督

東京喰種の増台がメインのホールばかりで、どこも7月7日に向けてコツコツ入替資金を貯め込んでいます。

空くのを待って、デカスタ戦国無双をちょっと打ちますが、ニューギンの古い天激ボタン付きの台枠もそろそろ見納めかなと思いつつ先週勝っているので甘めなイメージがあります。

990ハマって39連チャンなんてやってるのを履歴で見ると、昔ながらの粘り打ち向けなのかと思っちゃいます。

7月7日まではパチンコは守りに徹してその日を待つムードがホールに溢れています。危険な匂いがプンプンしています。

こんな時は映画を観るのがドンキホーテ流です。

吉沢亮さんと横浜流星さんの“国宝”は近年稀にみる傑作で、まだまだ観客動員は伸びそうです。
3度目になるので今日は気になるフランシス・フォード・コッポラ監督の新作“メガロポリス”を観ることにします。

この映画、カンヌ映画祭で賛否両論を巻き起こして、本国アメリカで大コケしています。
自分のワイン会社を売却してまでして作り出した制作費の180億円が、とてもじゃないけれど回収出来そうもない不入りです。

ここでも広いスクリーンに10人足らずの観客で、来週には小さいスクリーンのキャパシティの少ない劇場になっていると予想します。

ローマ叙事詩というか、ニューローマという近未来都市で、永遠に朽ちない建材メガロンを発明した建築家が独裁者を倒して若き独裁者になろうとする、建築家と人気歌手との愛というワケわかんない設定のワケわかんない権力争いが描かれている、まさに“コッポラ血迷ったか?”と叫びたくなる駄作です。

興行的な失敗は見えているので、わかったふうな記事を書いているライターさんも、お金の為とはいえ恥ずかしい思いをされていることでしょう。

カルト映画として1972年のディヴァインの“ピンク・フラミンゴ”くらい低予算の映画のほうがよっぽど面白いのに、コッポラ監督は180億円をムダ遣いしています。
VFXも日本の“ゴジラ-1.0”の白組に任せた方が安くて立派な作品にしてくれるはずです。

メガロポリスが構想40年の間に朽ち果てたって感じです。
1970年代、世界的ヒット“ゴッドファーザー”と“地獄の黙示録”で終わった感じで、その後若い作家のベストセラー小説の映画“アウトサイダー”でマット・ディロンをスターにしたのが1983年でした。

世界の若手監督の方たちに多大な影響を与えた功績は計り知れません。
生きているうちにやりたいことをやって死にたいという言葉が一番心に染みました。
映画のエンドロールの妻に捧げる一言がズシンと響いたのでした。

きっと知る人ぞ知るという映画になるであろう“メガロポリス 寓話”だったのです。

1927年に白黒でフリッツ・ラング監督がサイレントで描いた“メトロポリス”の未来都市を超えない“メガロポリス”でした。
“朽ちない建材、自由に形を変える建材が出来たら楽しみですね”が感想です。

興行ランキングはリロ&スティッチを“国宝”が抜くことに注目です。

P.S. ついに“夫よ、死んでくれないか”が終わりましたね。女優3人の迷演に爆笑しちゃったドンキホーテです。
最終回は“ディアマイベイビー”に軍配です。鎌倉の富裕層のおとぎ話のような“続・続・最後から二番目の恋”はシャンソンのヤエル・ナイムの“Go To The River”が最高で、浜崎あゆみさんの曲より良かったですね。
エンディングの思い出野郎Aチームの曲も、“デザイナー 渋井直人の休日”みたいで良かったですね。

“刑務官の流儀”はせっかくいいドラマなのに台詞が聞き取りづらくて残念でした。
話は素晴らしいので必見です。

▼6月24日実戦収支
A店収支
-3000円

▼1日トータル収支
-3000円

▼2025年6月トータル収支
+33万4000円

▼2025年トータル収支(※6月24日現在)
+177万3700円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2025年6月24日
+1億330万5740円

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