コラム

ドンキホーテではない炎上!

阿部寛さん主演の話題の映画“俺ではない炎上”を早速観てきました。
ネットSNSの“炎上”の恐怖を半笑いで観ていたら、“笑いごっちゃないぞ!”と深刻になっていくわけですが、しょっちゅうネットで炎上している張本人のドンキホーテは、その薄ら寒いネット民の非難や便乗のノリは、携帯サイトを2000年からスタートさせて、こうして形を変えながら365日、毎日毎日、くる日もくる日もコラムを書き続けて25年も経ってしまいました。

パチンコで勝ってるだけで妬み嫉みを受けて当然の世界で、ネットもボクのパチンコ収支が増えるにつけバッシングも酷くなる一方ですが、ボクを“飯のタネ”にしちゃってる方たちの悪あがきぶりを見るにつけ、こういうボクみたいな存在もパチンコで必要だなと考えて、悪役(ヒール)を演じるのも悪くないと思い始めました。

エスカレートするSNSの誹謗中傷が、この阿部寛さんの演じるサラリーマンのように“殺人鬼”に仕立て上げられたらシャレになりません。

物語はネットの炎上で逃げまくるサラリーマンの悲劇で2時間、犯人はすぐわかります。
パワハラにとられかねない日常の主人公の言動がもっと描かれてもいいのですが、すぐ周囲の意見に右往左往する手のひら返しが身内ってのもコミカルですが、この映画は“国宝”や“鬼滅の刃”にスクリーンを取られる中、わざわざスクリーンで観なくてもいいと感じました。

阿部寛さん主演の“ショウタイムセブン”は元が韓国映画ってこともあって、TVドラマのスペシャルドラマっていう感じにスケールダウンしていました。
この“俺ではない炎上”も、TVドラマレベルなのは芦田愛菜ちゃん以外、犯人を特定出来ないように無名の男優が何人か演じてて、“これは!”という熱演を感じなかったのは、文字だらけのSNSのスマホ画面の多さにカキ消されてしまった印象です。

ネットの騒ぎはこれからどんどんドラマや映画になっていくでしょうし、モルモットのようにパチンコでプラス1億円勝っただけで袋叩きに遭っちゃうドンキホーテは、今日も淡々とカニ歩いては勝ったり負けたりをくり返す日々です。

去年の冬に撮影された映画の寒さが伝わらないのは、“俺ではない炎上”を観てTVドラマだとあんなに面白かった佐々木蔵之介さん主演の“マイ・ホーム・ヒーロー”が映画になると“こんなモン”ってレベルになった低予算映画の、似たような無理した派手なシーンを作らなくてもいいのに、筋肉ムキムキの阿部さんの裸がメチャクチャ浮いてしまったのと、防犯カメラと刑事の活動の緩さばかり気になったのは、実際、ストーカー事件でも重い腰をなかなか上げない現実の警察のネットに対する遅れぶりと言えます。

ネット民の捜査が警察の先に行っちゃうわりに、原作と違う真犯人像が“あいまい”になってしまいました。
フェイク画像も溢れる中、AIの進化で嘘まみれの動画が益々増えていきそうです。

ドンキホーテのお座り一発は、ホールの防犯カメラに残っているものだけが本物で、それすら偽造されちゃうんでしょうね。
SNS、ネット社会に衝撃を与えた原作“俺ではない炎上”の映画化でした。

P.S. 芦田愛菜さんの子役が、子役時代を日本中の人間が知ってる芦田さんに似ていないのが最後まで気になったのは、ミスキャストだったのではないでしょうか?

▼9月29日実戦収支
A店収支
-4000円

B店収支
-4000円

▼1日トータル収支
-8000円

▼2025年9月トータル収支
+37万5500円

▼2025年トータル収支(※9月29日現在)
+281万8800円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2025年9月29日
+1億435万840円

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