コラム

パチンコで納税が当たり前になる日

月曜は夜ふかしの街頭法律相談コーナーで、若者が“パチンコで勝ってる人は税金を納めなくていいんですか?”という質問に、菊池弁護士が答えていました。
世の中は、税金を払っていないのが当然だと思っています。

ボクみたいに20年以上パチンコのプラス収支を雑収入欄に正直に書きこんで確定申告をしている人間は、パチンコ関係のライターさんでも珍しく、ホール営業のギャラやパチンコ記事や配信で入ってきた収入を確定申告するのは国民の義務として当然ですが、ホールでの勝ち負けは両替がグレーゾーンなので、ボク以外のパチンコ関係者は日々の収支を公開したりしていないので誤魔化せる世界です。

テレビで弁護士先生に質問した若者のように負けている人がほとんどなのです。

今日、映画“愚か者の身分”を観て来ました。
都会の裏社会に足を踏み入れた若者を主人公にした西尾潤さんの大藪春彦新人賞を受賞した原作小説を永田琴監督が映画化して、3人が韓国の映画祭で3人とも大喝采を浴びたのも納得の力作です。
めっちゃリアルで、韓国だけでなく世界中でウケる映画です。

手軽に戸籍を売るバイト感覚の都会の若者の存在にビックリする大人も多いでしょうが、ズルズル闇社会の住人になっていく林裕太さんのリアリティ!
その兄貴分の北村匠海さんとの出会いから始まります。
この映画、3人が一堂に会することはありません。北村匠海さんは綾野剛さんを兄貴分として慕いつつ、ドロドロの半グレ集団の中で生死を彷徨う役回りです。

無事に闇社会から3人とも足を洗えるのかどうか、最後までハラハラ釘付けです。

この映画、原作も女性で監督も女性ということもあって、出て来る女性がたくましく、ホッとさせられます。
こんな連中と付き合う女性ってと偏見を持たれる方も多いでしょうが、ここがこの映画の一番の価値です。

映画館は綾野剛さんや北村匠海さんファンの若い女性も多くて、きっと彼女たちも映画を観て目からウロコが落ちたことでしょう。
“こんなイイ人を騙せない”と泣く山下美月さんも、冷蔵庫の牛乳の期限切れを心配してくれる木南晴夏さんに救われます。

女性作家と女性監督ならではの視線が突き刺さります。
“暗い気持ちになりたくない”と避けちゃう人も多いでしょうが、“3人に幸あれ!”と祈ってしまう底知れない都会の恐怖は、地方でも同じです。

貧困ビジネスにスポットが当たる今日この頃、ホールにもこの映画の3人のような若者がいるのかもしれません。
映画の中でも、林裕太さんがパチンコで2万勝ったから、北村匠海さんに“焼肉おごるよ”なんてシーンもあって、スロットやパチンコで10万両替をさも当然のように手にしている姿にたまにゾッとするのは、72歳の老婆心、いや“老爺心”です。

キャッキャッと大学生のキャンパスみたいにはしゃぐ若者と、怪しい集団で1日打ち続けている若者と一緒にしちゃいけません。
パチンコの楽しさを一人でも多くの方々が知ることがドンキホーテの使命です。決してパチンコで大きく負けて愚か者になっちゃいけません。

オスイチ300発の単発でも負けを少なくすることが明日の大勝ちにつながることを知って欲しいのです。

パチンコで納税しているから言えるドンキホーテのたわ言と思ってください。

▼10月27日実戦収支
A店収支
-6000円

B店収支
-2000円

C店収支
-1000円

▼1日トータル収支
-6000円

▼2025年10月トータル収支
+13万7500円

▼2025年トータル収支(※10月27日現在)
+294万1300円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2025年10月27日
+1億447万3340円

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