コラム

ドル箱が欲しいホールとお客さん

e新海物語349のCタイムはお得なのか、ずっと爆発を見ていないのでそのCタイムの存在すら疑問視してしまっているドンキホーテです。
1万発出てる台をたまに目撃しますが、2万発いじょうは皆無です。こんなに爆発しない海は、2000年の海帝国建国以来初めての体験です。

海といえば、あのマリンちゃんのセル画の旧海物語3Rは日本中でドル箱の山を築いて、2.1~2.3円交換時代に3~4万発はザラでした。中には10万発なんて台もありました。
10~20連チャンはザラで、日本中に海人、ウミンチュが増殖して海だけのホール、400台設置の海専門店が出現したほどでした。
中には裏モノと呼ばれるとんでもない海のロムも売買されて、日本中に“カバン屋さん”と呼ばれる裏モノ専門のセールスマンがホールに売っては荒稼ぎしていた時代です。

朝から20連チャンする海物語にお客さんが群がり、ドル箱の山に“今夜は焼肉だ!!”の文字のポップが刺さったり、狂乱の海ブームで日本に3千万人はパチンコ人口が増殖した2000年の伝説です。

あの熱狂を知ってるパチンコファンが2023年、スマートパチンコの新海物語を349分の1で打ってくれるのでしょうか。
ドル箱も上皿のパチンコ玉もなくなったスマートパチンコの海物語を盛り上げようと、大手チェーンがドル箱に見立てたダンボールの箱を積むようになりました。
やっぱりドル箱はあったほうがいいと判断して、ドル箱を海のコーナーに残しているライバル店に対抗して、ダンボールのドル箱がエヴァンゲリオン未来への咆哮や北斗など、すべてのコーナーに所狭しと積まれていて、なんだかホールを活気づけています。
やっぱりお客さんも自分のうしろにドル箱を積みたいんですよね。

世の中、ドル箱は火事の時避難の邪魔になるからと、ドル箱のないシステムは10年がかりで日本中に拡がって、いまやドル箱のあるホールのほうが珍しいくらいです。
九州でも、お年寄の多いホールほど今でもドル箱や千両箱が積まれているホールに、これからドル箱がなくなるという告知がされる時代に、とうとうなってしまいました。

人件費節約の為、ドル箱のないシステムは全国制覇目前です。
そこで、今度はパチンコ玉のないスマートパチンコの時代到来です。
いまだにスマートパチンコに一切手を出さないお客さんも多いのはリアルな現実です。

ステルスマーケティング、略してステマ規制で出玉のアピールやインフルエンサーによる出玉告知がNGになることで、ネットでのアピールに遣っていたお金の使い道に困ってしまったホールは、これからあの手この手でアピールしてきます。
アナログがパチンコファンに一番アピール出来るとばかりに、ドル箱風のダンボールディスプレイの登場です。

いまやドル箱の存在すら知らない世代がスマスロに夢中になり、スマパチもS.A.Oでやっと流れ始めました。
ドル箱につまずいてバラバラバラッとパチンコ玉をこぼしちゃって、ひや汗をかきながら磁石のついたステッキでこぼれたパチンコ玉をかき集めたら、元の玉より多かったなんて笑っちゃうエピソードも昔のホールのあるあるです。

店員さんも汗だくで大量のドル箱を抱えてひっくり返したりしたら店中大パニックです。
重いドル箱で腰を痛めた店員さんは数知れずのパチンコバブルの負の遺産も、現代ではなつかしい思い出です。
生き延びるために姿形が変わっていくパチンコが、再びアナログに返っていく気配を感じたドンキホーテです。

それにしてもスマパチ新海物語349はいつになったら9万5千発コンプリートしてくれるのでしょうか。

▼10月15日実戦収支
A店収支
-2000円

B店収支
-3000円

C店収支
+3500円

D店収支
-1500円

E店収支
-7500円

▼1日トータル収支
-10500円

▼2023年10月トータル収支
+22万9500円

▼2023年トータル収支(※10月15日現在)
+437万3500円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2023年10月15日
+9637万1240円

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