スキップボタンの話をしたら、“あった!あった!”と思い出した方も多かったらしく、パチンコ台の歴史の中には消えていったモノもあれば、予想もしていなかったモノが搭載されたり、いまとなっては牙狼のパーフェクトフェイスオブガロの顔がデータランプを隠しても、台が今の牙狼より甘かったので日本中のパチンコファンが受け入れて大ヒットしたのもいい思い出です。
あの魔戒ノ花の牙狼ブームは夢だったのでしょうか。甘くしすぎて辛くなってしまって、当らなくなるとデータが見えないというクレームのほうが強くなるというのが悲しいパチンコ台の人気の運命です。
ホールも価格が高いだの、台の重量が重すぎるだの、ネガティブな文句ばかり目立っちゃうものです。
ラッキートリガーのOVERLOADで牙狼のパネルがくり抜かれて、新しい牙狼11冴島大河は牙狼の頭上の顔も消えて、ハンドルもスマートハンドルにチェンジしました。
もうあの牙狼の顔は見れないのでしょうか。
台さえヒットして甘ければパネルが見えなくても文句は出ないのに、辛いと感じられると手のひら返しになるパチンコ台の運命です。
同じ大当り確率でも甘い辛い感じになるのは何故でしょう。
実際、世の中が注目するほどのヒット台は、正直どの台も甘かったと断言しましょう。
ボクが40歳でパチンコを始めたキッカケの初代CR花満開も、現金連チャン機の連チャンのイメージを吹き飛ばすべき業界の刺客として、とんでもない連チャンをしてくれて、40歳だったマンガ家を夢中にさせました。
カードをわざわざ自動販売機で買って、カードで打つパチンコを定着させる為のキャンペーン台だったので、15図柄中、確変図柄は3図柄と7図柄の2つだけなのに、20~30連してサクラサクラのメロディに狂喜したのです。
2500発のドル箱が山積みになって、パチンコバブルの始まりです。
一度味わったらクセになる連チャンがパチンコ&スロットの魔力です。
ある意味、音楽業界で“禁断の果実”と言われている“カノンのメロディ”です。
この曲調で歌を作ればメガヒット曲になると言われて、過去にもテンポやイメージは違っても、カノンの旋律で大ヒットした曲を皆さんはよくご存知のはずです。
しかし、“一発屋”と言われるほど、それ以上の曲が作れず、音楽生命を絶ったアーティストも数知れずです。
パチンコも同じで、爆発的な大ヒット台の続編はなかなか作れず、きのうお話ししたスキップボタンのような禁断の果実で10年ぶりのヒットとなった花満開極を放った西陣は、いまはもうありません。
とんでもないヒットで一生食べていけるほど稼いでいてくれれば文句はありませんが、世の中のヒットというのは、2~3年で収まっていくもので、お笑いのリズムネタやマンガの世界も同じようなものです。
牙狼の初代が2009年に“掟破り”と言われたV確機で全国で大ヒットしたのも、いまではV確機のオンパレードで禁断の果実ではなくなりました。
2015年から2016年にかけてのパーフェクトガロの顔がパチンコを制覇しました。
そろそろラッキートリガーの牙狼が出て世の中をアッと言わせてくれるでしょう。
もちろん、海帝国も同じです。
超韋駄天2はテスト用で、海のラッキートリガーも登場しますし、“MAX再来!?”と言われるラッキートリガーが“禁断の果実”の本性を現します。
これからお盆に向けてさらには年末商戦のパチンコ業界はとんでもない世界が広がっていることでしょう。
チャレンジ精神の強いメーカーは一体どこなのか、社員に一生分の利益を与えられるのはどの台になるのか。
2024年、禁断の果実がもぎ取られたと聞いています。
めっちゃ楽しみなドンキホーテです。
P.S. 今日は“1億円へのカウントダウン”のカラー漫画を描いて実戦なしです。
▼2024年5月トータル収支
+10万3500円
▼2024年トータル収支(※5月16日現在)
+162万4500円
▼総トータル収支
1994年3月31日~2024年5月16日
+9895万9240円