“ドールハウス”をカミさんと観て来ました。
矢口史靖監督の作品は“ウォーターボーイズ”や“スウィングガールズ”の青春モノでファンになって、綾瀬はるかさんのキャビンアテンダントのギャグ映画“ハッピーフライト”や、伊藤英明さんの“WOOD JOB!”と、しっかり映画館で観る好きな監督で、コメディ監督です。
“サバイバルファミリー”もライフラインが全てダメになって彷徨う一家のお間抜けなツっ込みどころ満載な映画でした。
映画館は中高校生のカップルや20代のカップルでビッシリです。70歳の老夫婦なんてボクらだけです。
館内はお化け屋敷で上映中にキャーッと女性の悲鳴が飛ぶところは、数々のホラー映画を観て来たホンモノのオカルトマンガ家には耐性が出来てて、ビックリできるというより瀬戸康史さんが人形を見てビビるTVのCMシーンが一番上手い演技だと思っちゃうノリです。
あとは“お化け屋敷”いや、“ドールハウス”の生き人形のドッキリのくり返しです。
長澤まさみさんは三谷幸喜さん監督の“スオミの話をしよう”のつまらなさで味噌をつけちゃいましたが、普通の主婦が人形に取り憑かれる姿を熱演していて、“女優長澤まさみ”をスオミより感じました。
長澤まさみさんを初めて意識したのは、“モテキ”という“地面師たち”の世界的ヒットで一躍世界の監督になった大根仁監督が、堤幸彦監督の助監督を経て一気に注目された出世作でした。
“モテキ”は今観てもはじける美女たちと、森山未來さんのズッコケラブコメの最高傑作です。
長澤まさみさんに“魔物”や“時効警察”の麻生久美子さんに、ウーバーイーツの仲里依紗さんは“不適切にもほどがある”や“離婚しようよ”などでコメディアンヌぶりを現在でも発揮してくれています。
真木よう子さんも“月刊真木よう子”なんて雑誌が売れるほどの人気でした。
美女4人とくり広げるハチャメチャなストーリーは、ちょっとしたモテキブームを作りました。
そんな長澤まさみさんと、ご主人役の瀬戸康史さんを苦しめる生き人形のお話です。
“変な家”よりはマシっていうのがボクのホラー診断で、去年夏休みのお化け屋敷のように超大ヒットしたのが“変な家”です。
ネットホラーはYouTubeの方が先を行っています。
ホントに怖いモノを求めている観客には“事故物件 恐い間取り”の続編、“事故物件ゾク 恐い間取り”といったホラーがこの夏続々登場です。
去年は吸血鬼少女の“アビゲイル”も面白かったですね。“ぼくのエリ 200歳の少女”など近年傑作揃いです。
ドラキュラ系も次々に作られて、ヴァンパイア映画は花ざかりです。
古くは今観ても十分面白い、トム・クルーズとブラッド・ピットの“インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア”なんて、若き日のブラッド・ピットの魅力満載です。1994年の作品ですが、是非一度ご覧になって下さい。
産業革命の頃、ドラキュラの誕生は移民問題が作り上げた恐怖がルーツと言われています。
人々に自分と違う人種や偏見が入り乱れてホラー小説がヒットしたのがキッカケでした。宇宙人、エイリアンなんかもそうです。
“28週間”と早く動く“ゾンビ”で大ヒットを飛ばしたダニー・ボイル監督の“28週後…”では、人間を凶暴化させるウイルスに侵された感染者との闘いがくり広げられます。現在、“28日後…”が絶賛上映中です。
これって実は“シビルウォー”のゾンビ版で、“シビルウォー”は現代のアメリカの東西戦争の映画で、去年大ヒットしました。
夏は涼しい映画館でホラーっていうのも風物詩になりましたね。
“国宝”の驚異的なヒットで全席満席の映画館を見て、今週はディズニーの実写版“リロ&スティッチ”を抜いてしまうんじゃないかと、“国宝”の超大ヒットに興奮気味のドンキホーテなのです。
P.S. 昨日大勝ちしたので今日は実戦なしです。
▼2025年6月トータル収支
+33万7000円
▼2025年トータル収支(※6月22日現在)
+177万6700円
▼総トータル収支
1994年3月31日~2025年6月22日
+1億330万8740円