コラム

世紀末バカカスタマイズの謎

しっかり天才バカボンの甘神スペックでバカボンを20年ぶりに復活させたDaiichiは、アイデアと爆発力を武器にしました。
開き直って、他の台のパロディを桃太郎の話でと聞いたときは、とうとう行き詰まってしまったなと思いました。

バカボンのパパは、TVCMで出川哲朗さんが命を吹き込み国民に認知されていますが、20年前に白ウナギイヌでステップアップ予告を成立させたDaiichiのバカボンのパパは、迷走をくり返していました。

甘神スペックのバカボンが衝撃の爆発で、少数導入の台数ながら結果を出してきました。
“甘デジで万発出る?”とウワサが広がり、いまや甘デジもミドルやライトミドルに出玉ランキングで参戦してきたのです。

他のメーカーも甘やライトミドルで万発が狙える台を次々に出してきて、バラエティコーナーの客付きが変わったこの1年です。
ホールの“真綿で首を絞める”ような、甘デジと言いながら出玉は少なく、じわじわお金を追加投資させるので、“甘デジは実は辛デジじゃないの”って思って、1ぱちや甘デジコーナーとは距離を置いていたドンキホーテです。

そんなボクも色めきだったのは、草間彌生さんのデザインのようなピンクの水玉の台枠から“おや?”と思って、UFOのような巨大ボタンからいまの白い台枠にラッキーリングと呼ばれる大きな輪っかのレバーで、いまホールでじわじわ増えているDaiichiとディ・ライトのパチンコ台です。

スマートパチンコ元年になる2023年に世紀末天才バカボンをP機で出して、ホールは2~3台しか買っていないでしょうが、ボクは尻上がりに増える可能性を感じています。
昔のほのぼのステップUPのバカボンは“天才バカボン”の歌のように、のんびり打ってエジプトピラミッドパパや、救急車が街角を走るプレミアにニヤリとした頃と違って、いまやハイスピードでのんびり1回転1回転を見てくれるお客さんは減りました。

パチンコ台よりスマホを見てるお客さんのほうが多い2023年に、バカボンが通用しちゃってる現実にメーカーの努力を感じます。
座ってすぐ席を立つのは20年前のバカボンファンで、ハイテンポに戸惑い気味です。
ステップUPはにぎやかに全員集合から、スタートラインは同じです。

世紀末というだけあってより北斗色が強くなるかと思ったら、フィッシングを加えて、それも丸いリングレバーを使って“世紀末フィッシングIN覇我威”覇我威、ハワイなんて初代の親子で釣って滝からバカボンを吊り上げるリーチなど、あの頃はあれで十分でした。
マルチ4チャンネルも健在です。

鬼退治は、世紀末バトルは王道で、世紀末BAKAランプのパトランプ一発告知と3モード×6カスタムの18通りで楽しめます。
① プレミアアップ
② 先読みチャンス
③ シンプル
④ バカブルアップ
⑤ 先バカ
⑥ デフォルト
の6通りです。

この先バカカスタムの意味がピンと来なかったのですが、盤面の天才ランプ点灯でRUSH中は3000発がもらえるかもしれません。
通常時も天才ランプで先バレ予告もあって、これが先バカモードです。

しかし百花繚乱で2万7千発出した時も、キッカケはリングのレバーのバイブでした。
これが思った以上に派手で、あのUFOボタンを超えてきます。
中がグルグル回るのもイケてる台の証です。

座って何も起きない台もひとたびリングがブルってくれれば、バカボンが大活躍というより、主役はパパです。

そして信頼度約70%と白ウナギイヌの“白熱”がめちゃくちゃ熱いのです。
Daiichiが迷走しているとき、“白ウナギイヌは捨てないで!”と懇願したドンキホーテです。
あの20年前、道の穴からシャリリンと飛び出た白ウナギイヌが影の主役と言っていいでしょう。

▼10月5日実戦収支
A店収支
-7000円

▼1日トータル収支
-7000円

▼2023年10月トータル収支
+8万5500円

▼2023年トータル収支(※10月5日現在)
+422万9500円

▼総トータル収支
1994年3月31日~2023年10月5日
+9622万7240円

-コラム
-